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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、リチャード・コッチ『人生を変える 80対20の法則』(CCCメディアハウス)です。
学生時代を思い出してみてほしいのですが、得意教科や苦手教科はなかったでしょうか?
定期テストに向けた限られた時間で一生懸命時間をかけてもなかなか点数が上がらなかった教科もあればその逆もあったかと思います。
このように投入した時間と成果には不均衡が生じています。
これこそが今回紹介する本のテーマである「80対20の法則」です。
引用します。
80対20の法則とは、原因、投入、努力のごく一部が、結果、産出、報酬のかなりの部分をもたらすという法則である。
リチャード・コッチ『人生を変える 80対20の法則』(CCCメディアハウス)(p22)
仕事の成果の80%は費やした時間の20%から生まれるといった具合です。
わたしとしてはなかなか肌感にあっている印象があります。
学生時代はどんなに勉強しても文系科目の成績はいまいちでしたが、理系成績はどんどん伸びていきました。
ポイントは二つの異なるデータを見比べるというところです。
「成果と時間」といった具合です。
右利きの人と左利きの人を足して100%という訳ではないということです。
なので場合によっては80対1になることもあれば、もっと差が開くなんてこともあります。
法則としてシンプルがゆえに使い方を誤りやすい側面もあります。
例えを引用します。
本の販売部数の80%が20%のタイトルで占められていることがわかったとします。
これ自体は驚くべきことではありません。
そこで取るべき行動はその20%のタイトルのベストセラーで店を埋めることでしょうか?
ここで考えなければいけないのは顧客が何を求めているかということです。
わざわざ本屋さんに足を運ぶ人はベストセラー以上にあらゆる本との出合いを求めています。
つまりお店側の立場としては、利益の80%をもたらす20%の顧客が何を求めているかを考えていくこととなります。
自分の労力を費やすべき20%は何であるのかを見極めることが大切です。
そのためには自分の強みが何であるのかという視点からは、「ストレングスファインダー」が役に立ちそうですし、やることを絞るという観点では『エッセンシャル思考』も合わせて読むのがオススメです。