読書会の回数も100回を超えてくると、あの人の本の紹介はいつも読みたくなるというのが出てきています。
それは単にわたしと読む本の相性が良いからというだけではなさそうです。
そのことを田中耕比古さんの『一番伝わる説明の順番』(フォレスト出版)を読んで感じました。
この本を手に取ったきっかけは職場での研修でした。
課題本として読み、レポートとしてまとめています。
話す内容は言うまでもなく大切なことですが、それを伝えるための順番もとても大切です。
ゼロから説明を組み立てていく自分主導の説明と相手の質問に答えていく相手主導の説明に分けられます。
どちらの場合も大切なのは相手の目線に立つということです。
説明は自分が話してすっきりとする場所ではありません。
受け手である相手がどう感じるかが大切なポイントがあります。
そもそも伝え方には型があります。
何でもかんでも伝えたいことを並べればよいというわけではありません。
短く伝えるのが良しとされる風潮ですが、必ずしも短いのが良いとは限りません。
相手に必要な情報を的確な量で伝えることが大切です。
自分がどれだけの想いや熱量を持っていたとしても相手に伝わらなければ意味はありません。
すぐに実践できそうなことは分かりやすい言葉を心がけるということです。
「小・中学生に説明するぐらいのつもりで話す」
田中耕比古『一番伝わる説明の順番』(フォレスト出版)(p57)
とありました。
特に相手が専門外のときには配慮が必要です。
文章を書く際には特に相手にとってほしいアクションを明確にすることが大切だなと思いました。
やはり本の紹介というと読んでもらう、もっといえば買ってもらうというふうになりそうです。
それならばもっと要約に徹するべきだと思っています。
あくまでも最後まで読んでもらうことであり、文章を通してわたしが考えたことを伝える場としてこれからもブログを続けていこうと思います。