絵本を届ける運動に参加をしました。

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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。

また、ブログ、SNSやポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

私はシャンティ国際ボランティア会に毎月少額ではありますが寄付をしています。

先日、『わたしは10歳、本を知らずに育ったの。』(合同出版)を読んだところ、絵本を届ける運動というものがあることを知りました。

参加費は3,000円で、申し込むと絵本が送られてきました。

私の元に送られた本は、きむらゆういち・文 高畠純・絵『もうちょっと もうちょっと』(福音館書店)でした。

そこに翻訳されたシールを切り取り、日本語の上に貼っていきます。

ちなみに主にカンボジアで使われているクメール語でした。

最後に作った人の名前を書きますが、こんな感じでいいのかなという手応えでした。

作業は30分もかからないくらいでした。

私はレターパックに入れて返送をしました。

クメール語の本に生まれかわりました。

今の自分があるのは本があったからだと思っています。

幼少期には図書館に連れて行ってもらいました。

高校生の時の電車通学がきっかけで文学の世界にのめり込んでいくようになりました。

読めば読むほど、知らないことがたくさんあることに気づきます。

また、知りたいことも増えていきます。

読書会といった活動をすることによって多くの魅力的な方からお話を聞くことができています。

それらを全てひっくるめて運が良かったと言えるのかもしれません。

ただ、自分にとって運が良かったことができない人たちを運が悪かったで片付けてはいけないと思うのです。

文字が読めない、話せないことにより就くことのできる仕事にも制限がかかります。

そうして生まれてきた子も同じ軌跡を辿ることになり、負のループから抜け出すのが難しいという現実があります。

自分が絵本を届ける運動に参加をすることでどれくらい変わるかどうかはわかりません。

雀の涙にもならないのかもしれません。

自分が本によって生かされてきた人間なので、少しでも貢献できたらという思いで参加をしました。

興味のある方はぜひ覗いてみてください。

 

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本田勝一『〈新版〉日本語の作文技術』(朝日文庫)

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