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今日のブログ
読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書セラピストとして本の持つ魅力や癒しの効果をブログや札幌ゼロ読書会での活動を通して伝えています。
今回紹介する本は、グレッグ・マキューンさんの『エフォートレス思考』(かんき出版)です。
副題として「努力を最小化して成果を最大化する」とあります。
エフォートは努力のことですね。
グレッグ・マキューンさんは『エッセンシャル思考』 (かんき出版)でブームになりました。
エッセンシャル思考は「より少なく、しかしよりよく」を追求する生き方です。
これは「何を」するかにフォーカスされたものであり、今作の『エフォートレス思考』は「どのように」するかについて書かれています。
三つのパートに分かれています。
精神、行動、しくみ化と順を追って説明されています。
印象に残ったところをピックアップしてみます。
一つ目は「精神」から、リターンを早くするということです。
瞑想やジョギングといったものは良いとわかっていてもなかなか続かないという人も多いかと思います。
それは行動に対する効果が遅いことが要因かもしれません。
どうすればリターンを早く感じることができるか考えてみるのが良さそうです。
読書についても書かれていました。
読書は、レバレッジの高い活動だと紹介されていました。
レバレッジとはてこのことですね。
小さな力で大きな力を生み出すことができます。
読書に取り組むポイントとして3つ挙げられていました。
ひとつ目は、「リンディ効果」です。
本の寿命は本の年齢に比例するというものです。
要するに古典を読みましょうということです。
ふたつ目は、吸収するために読むということです。
本を読むというのはどうしても受動的になりがちです。
前のめりに話を聞くように読むのが良さそうです。
最後はエッセンスを抜き出すということです。
自分の言葉で1ページにまとめるのをお勧めしてありました。
大切なことを見極めて、それをどうやって楽をしてやっていくかについての方法が書かれています。
大切にしたいと思ったのは上限を決めるということです。
『小さな習慣』で下限を決めることによって習慣化のコツをつかんできたように思いますが、挫折をしたものもあります。
それは上限を決めずに調子のいい時はどんどんやって燃え尽きてしまったのかなと思います。
またいきなり完璧を目指さずにタスクを細分化することも大切だと感じました。
雑務が多くなってきたら、「Xを頼まれた場合、Yをする必要はない」(p161)を頭に置きたいです。
やることを見極めて、行き詰まりそうになったとき仕組み化の考え方を学ぶのにお勧めの一冊です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日もお待ちしております。