鈴木貫太郎『中学生の知識で数学脳を鍛える』を読んで知る、本質の大切さ

読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰をしています。

 

今回紹介する本は、鈴木貫太郎さんの『中学生の知識で数学脳を鍛える』(大和書房)です。

本屋さんで見つけて興味を持ち手に取りました。

著者の鈴木さんはYouTubeでも講義の動画を多く出されています。

 

生徒からもらう質問で多かったのが、

「数学って将来なんの役に立つのですか?」

であったそうです。

これに対する鈴木さんの答えは、「なんの役にも立たないよ」でした。

実際に数学を道具として使うエンジニアになるような人はほんの一握りです。

それにも関わらず、多くのアレルギーを生みながら必修科目として週に何コマも授業があります。

わたし自身高校は理系に進みましたが、いまそこで学んだ知識を直接に的に使うことはありません。

あの建物の体積を求めたいと求めたいことはありませんし、円周率の桁を少ししか知らなくて困ったこともありません。

使っているのは、せいぜい四則演算くらいでしょうか?

もはや算数です。

 

では、数学を学ぶ必要はないのでしょうか?

わたしもそうとは思っていません。

タイトルは「数学脳」を鍛えるとなっています。

数学脳を鈴木さんはこのように定義しています。

物事の本質を捉えて理解する力(p19)

数学とは、前提条件をもとに論理的に議論を進めていく力を養う学問なのです。

 

数学できないのね、と言われてもダメージがなくても、

論理的ではないのね、と言われるともやっとするのではないでしょうか?

 

数学は1つ1つきっちりと理論を積み重ねています。

何気なく行なっている計算の裏にもしっかりとルールがあります。

そう決めたからというのが定義であり、ルールだと思っています。

1+1が2になるのはそう決めたからです。

粘土と粘土をくっつけたら1のままじゃないかという方はそういうルールのもとで話を組み立てたらいいだけです。

 

わたしは数学が好きでした。

数学の知識そのものを使うことは先ほどにも述べたようにほとんどありません。

それでも学んだ考え方は今でも役に立っていると思います。

ひとつは鈴木さんのように定義を大切にするということです。

前提条件や考え方をはっきりさせておくのが大切だと思っています。

 

東野圭吾さんの作品に『どちらかが彼女を殺した』(講談社文庫)という作品があります。

ネタバレすると、最後まで犯人が誰か(どちらか)わかりません。

しかし、背理法という考え方を知っていればしっかりと犯人を特定することができます。

遊び感覚でも楽しんでもらえるかと思います。

 

本書を読んで、教養として数学を学んでみるのも面白いかもしれません。

ちなみにわたしは2次方程式の解の公式を導き出すことができました。

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