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読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰をしています。
今回紹介する本は、山極寿一さんの『京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ』(朝日文庫)です。
山極寿一『京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ』(朝日文庫)
「ほぼ日の學校」の講義で興味を持ち手に取りました。
アフリカの人たちやゴリラとのコミュニケーションで一番大事なのは言葉ではありませんでした。
相手の立場に立つことが何より大切だと学びました。
関係性を育むには時間も大切です。 pic.twitter.com/HO5loIscR4— 井田祥吾|札幌ゼロ読書会主宰 (@shogogo0301) December 14, 2021
読もうと思ったきっかけは「ほぼ日の學校」でした。
著者の山極さんが『ゴリラから学ぶ「幸福論」と「未来」。』を観て興味をもったことから手に取りました。
山極さんは日本におけるゴリラ研究の第一人者です。
フィールドワークをするなかでアフリカの現地の人たちやゴリラと接するなかで学んだことについて書かれていました。
この本を読んで特に心に残ったのは、人間のコミュニケーションの取り方です。
人間と他の生き物が大いに異なるところは言葉を使ってコミュニケーションを取ることです。
便利であることは確かですが、その一方で完全なものではないということを忘れてしまうことさえあります。
今はスマートフォンで簡単にコミュニケーションが取れます。
画面越しに話をすることもできます。
しかしそこには細かな身振り手振りや視線を感じることは少なく、同じ時間を共有しているという感覚は少なくなります。
食事で同じ時間を過ごすように、一緒にかけられた時間が関係性を育むこともあります。
またインターネットを通していつでも繋がれるのが必ずしもいいことではなく、時として孤独を感じることも大切なのだと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日もお待ちしております。