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札幌で「本を語る、人と繋がる」をテーマに読書会を開催しています、本のチカラで癒しを与えるビブリオセラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会で過去に紹介した本でまだ紹介文を書いていないものが結構あることに気づきましたので、穴埋めのように過去に紹介した本について書いていこうと思います。
といっても過去にどのように紹介したか記憶もなければ、記録もないので、再読をして感想等を書くことにします。
今回は、第7回「本の話をしよう」で紹介した、内沼晋太郎『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』です。
いわゆる「両A面」という扱いで、表と裏からそれぞれはじまっている。(p067)
とあるように『本の未来をつくる仕事』は縦書きで、『仕事の未来をつくる本』は横書きで、2冊の本がいい感じに一冊になっている本です。
内沼晋太郎『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』
本のつくりからしてそうなのですが、時代を先取りしているようなとても斬新な本です。
出版されたのは2009年3月30日となっています。
残念ながらAmazonで確認したところ現在、新刊での取り扱いはありませんでした。(2020年2月現在)
今でこそ副業解禁と言われていますが、この時はまだ会社でしっかりと働くという意識の方が高かったのではないでしょうか?
今の仕事をずっと続けていていいのかなぁ、という私にはぴったりの本でした。
著者の内沼晋太郎さんは新卒で入社した会社を2ヶ月でドロップアウトし、その後アルバイトなどをする中で働く道を探し、ブックコーディネーターという仕事をなさっています。
今でこそ、ビブリオセラピストという肩書きを名乗っていますが、昔はブックコーディネーターという肩書きを使っていました。
ブックコーディネーターという仕事もとても魅力的な仕事だと思っています。
今の働き方でいいのかぁという方には『仕事の未来をつくる本』がオススメです。
ぼくの主張のもっとも中心は「お金をもらう仕事のほかに、お金をもらわない仕事もすると、いいかもしれない」ということです。(p005)
とあります。
ここで出てくる、「お金をもらわない仕事」という考え方が結構面白いのです。
「仕事=お金をもらう」という考えにとらわれなくてもいいんだなぁとスゥーと心が楽になりました。
この本では、「フリーター・フリーランス」という考え方も出てきます。
家賃・光熱費・食費などの生きていく上で必要な経費をフリーターとして稼ぎ、それ以外の時間で「フリーランス」として「成果でお金をもらう仕事」や「お金をもらわない仕事」をしていくというものです。
仕事の考え方を多く学ぶことができます。
久しぶりに読み返してみましたが、これからの副業時代の働き方の一つの考え方として参考になるのではないかなと思います。