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今回紹介する本は、齋藤孝さんの『情報活用のうまい人がやっている 3色ボールペンの使い方』(フォレスト出版)です。
本を読むときに何か読んだ痕跡を残すことはありますか?
もちろんきれいに読みたい本もあるのですが、私は多くの本に書き込みをしたり、角を折ったりと何かしらの痕跡を残すことが多いです。
振り返ったときに自分が心に残ったところがすぐにわかるのでとても役に立っています。
以前は付箋紙を貼るだけというのが多かったですが、齋藤孝さんの『三色ボールペンで読む日本語』(角川文庫)を読んでから、タイトル通り3色ボールペンを用いて本を読むようになりました。
文庫本はすでに他の方に譲っていたので、本屋さんで新刊のこちらを見つけ購入して読みました。
3色とはいうまでもなく、「赤」「青」「緑」です。
これに黒やシャープペンを加えたものが販売されているものは一般的かと思われます。
この3色ボールペンを駆使して傍線を引いたり、丸で囲みながら読んでいくわけです。
色の使い分けはシンプルです。
3色ボールペンを使って、客観的に最重要なものは赤、まあ大事なものは青、主観的に大切だと感じたものには緑で、線を引いたり、丸で囲ったりする、それだけだ。
齋藤孝『情報活用のうまい人がやっている 3色ボールペンの使い方』(フォレスト出版)(p39)
とあります。
ペンを片手にセットして本を読み始めるわけですが、どの色を最初に用意するのがいいでしょうか?
それは、緑だそうです。
緑からスタートすれば、好きなものに反応すればいいだけだ。
齋藤孝『情報活用のうまい人がやっている 3色ボールペンの使い方』(フォレスト出版)(p15)
とあります。
もちろんその文章の主張をつかむためには客観的に大切だと思われるところを把握しなければいけません。
授業のノートが主観的にみておもしろいことでまとめられていたら、テスト前に振り返ってみても困ってしまうでしょう。
ただ、主観的におもしろいと思えることがしっかりと痕跡として残しておくことが出来れば、また読むときになったときに以前との違いを感じることもできるでしょうし、そもそもそれだけ感じることができる本なのだと考えることができます。
この緑から始めればいいというのを認識して改めてボールペンを持ちながらの読書がたのしくなりそうだと感じました。
文章を読む際のポイントだけでなく、手帳術にも触れられています。
デジタルデバイスでできることがどんどん増えていきますが、それでもアナログにかなわないところはまだまだあります。
それこそ使い分けですが、わたしはこれからも紙の本にお世話になっていこうと思います。
AI時代には主観的におもしろいと思ったことを認識し、それを表現する感性が大切だと感じました。
YouTubeチャンネル『フジモトのカクロン』でも紹介しています。