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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、近藤康太郎『百冊で耕す』(CCCメディアハウス)です。
これまで多くの読書術に関する本を読んできました。
もう十分かなと思いつつ、それでも興味をもったものは手にとってしまいます。
今回はTwitterでフォローしている方が紹介されていたのがきっかけでした。
読書のあらゆるテーマに対して、A面とB面の二つの側面から語られています。
ただ、どちらかを肯定して、一方を否定しているわけではありません。
両方の面を肯定していたのが好感でした。
『百冊で耕す』とあるように、手元に残しておくべき本というのは確かにせいぜい百冊くらいなのかもしれません。
そしてそれらを何度も古典を味わうように読んでいくべきです。
わたしは収集心があるので読んだ本もこれから読みたい本も手元に残しておきたいです。
本まるごと一冊が必要なのではなく、たった一文を必要としている本もあるということは自覚をしておきます。
良い文章を書いていくためには良質のインプットが欠かせません。
著者の近藤さんは35年間記者として活動されています。
ネットの時代が加速しようとも本の優位性が失われることはないのだと感じました。
電車に乗ると大半の人がスマホを操作しています。
それ自体に良い悪いもありませんが、同じことをすれば同じような人になります。
そこで周りの人がやらない本を読むということをすればそれだけ特別な存在になれる可能性があります。
書いていて本を読むのが特別な行為というのはなんだか本好きとしては寂しいものを感じます。
特に印象に残ったのは、読んだ本の記憶です。
特に小説ですが、大切なことはあらすじを知ることではないとおっしゃっています。
作品の空気を感じることが大切です。
作品にはそれだけの長さをかけて語られるのには理由があります。
あらすじや要約することによって抜け落ちてしまう機敏さに重要なことが隠されているのかもしれません。
あらすじも登場人物も覚えておく必要はなく、作品の空気感を味わうことを第一目標にこれからも読んでいきます。