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暑かった夏が嘘のように札幌は涼しくなってきました。

秋の夜長に読書を楽しんでいる方も多いのではないかと思います。

 

読書の秋といえば読書感想文です。

学生時代に書かれた経験があるのではないでしょうか?

読書感想文を書くのが苦手で読書そのものから離れてしまう人もいるのではないかと思います。

わたしは珍しいタイプかもしれませんが、感想文自体を書くのは好きです。

そうでなければこうしてブログもやっていないでしょうし、読書会に参加をして感想を述べることもなかったでしょう。

ただそれらで発表するものが自分が思った通りに届いているかどうかは話が別です。

 

本について語るときにどういう形がいいのかは気になるところです。

読書感想文の形を知るために、松浦弥太郎さんの『ぼくのいい本こういう本』(朝日文庫)を読みました。

以前、単行本をお借りして読みました。

 

著者の松浦弥太郎さんはエッセイストです。

主に文章を通して考え方を知ることが多いですが、尊敬の一言につきます。

冒頭で松浦さんはこう書いています。

なじみの本とは、まさに友だちと呼べる本である。

松浦弥太郎『ぼくのいい本こういう本』(朝日文庫)(p3)

この本は、松浦さんにとって友だちと呼べるような本を友だちを紹介するように書かれています。

それは友だちがどんな人かをあれこれと説明するだけでなく、自分の思い出や考えから想起されることを受けて書かれることもあります。

どの本の書き方も松浦さんでないと書けない本の紹介だと感じます。

 

本の紹介のスタイルなかには要約もあります。

要約というものもどこまでいっても要約者のフィルターを抜け出すことはできません。

しかし要約に徹しようとするとその人らしさは失ってしまいます。

わたしはあくまでも自分にしか書けないものを書きたいと思いました。

そのためには本に対する敬意と愛が大切なのかなと感じました。

 

また、

最近になって僕は、本が好きということは、人が好きということ。そして、読書というのは、人の話に耳を傾けることであるとわかった。

松浦弥太郎『ぼくのいい本こういう本』(朝日文庫)(p4)

とありました。

本が好きな方はやはり読書会という場との相性も良いのだと確信をしました。

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