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今日のブログ
読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰をしています。
今回は、本の紹介です。
紹介する本は印南敦史さんの『遅読家のための読書術』(PHP文庫)です。
副題として『情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』とあります。
著者の印南さんは年間700冊の読書をして各ウェブサイトに書評をあげられています。
読むだけだもすごい量ですが、その読書術というものが気になり読んでみました。
印南さんも元々読むのは遅い(遅読家)だったそうです。
それが書評をするようになり自分の読書スタイルが確立されていったようです。
それが、本書で紹介されている「フロー・リーディング」です。
フロー・リーディングとは、「その本に書かれた内容が、自分の内部を“流れていく”ことに価値を見出す読書法です。
印南敦史『遅読家のための読書術』(PHP文庫)(p49)
とあります。
なかなか本を思うように読まないという方の中に読んだ本の内容を隅々まで読まなければと思うばかりに読めないという方はいらっしゃらないでしょうか?
その対極にあるのが「フロー・リーディング」です。
流れるように読むことでまずは心理的な負担を減らすことができます。
読んだ本の1割でも、ときにはたった一行でも心に残るものがあれば良いと考えると少しは気が楽になるのではないでしょうか?
本というのはなんでもかんでも速く読む、あるいは熟読すればいいというものではありません。
目的に応じてということが大切です。
フロー・リーディングに向いているのは「事実や主張」といったビジネス書や新書などの「自分を成長させるもの」です。
自分が楽しむための小説やエッセイはじっくりと腰を据えて読みたいですね。
巻末の天狼院書店店主の三浦崇典さんとの対談もおもしろかったです。
おふたりとも本にお金を惜しまないという家庭でした。
見習って本にはどんどんお金を使えたらなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、よりよい一日をお過ごしください。