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今日のブログ
こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、島田潤一郎『電車のなかで本を読む』(青春出版社)です。
島田潤一郎さんはひとり出版社である夏葉社の社長さんです。
高知新聞社のフリーペーパーに寄稿されていた文章が元になっています。
本を愛してらっしゃるのがひしひしと伝わってきました。
本を読めば読むほど、知りたい世界が増え、本を読めば読むほど自分が無知だと知ります。
島田潤一郎『電車のなかで本を読む』(青春出版社)(p5)
とあります。
積ん読が増えていくことは悪のように思えてしまうことがあります。
でもそれは知りたい世界が増えていることの現れであり、関心の深さと広さを可視化したものなのかなと感じました。
また島田さんは、本には「読み時」があると言います。
読むのに適したタイミングということですね。
「積ん読」は「読み時」を逃さないために必要なのかなと思うと気が楽になります。
また、本には娯楽性という目的だけでなく、思索のための道具という顔があるというのには納得でした。
本は鏡のような役割もあり、自分の考えを映してくれるようなものであり、考えるための道具であるように思いました。
表題作のエッセイの中で島田さんは電車通勤の際に本を読んでいることを書かれていました。
わたし自身、高校への電車通学をきっかけに読書に目覚めました。
まとまった強制感のある時間というのは集中して本の世界に没頭することができます。
今は乗り物で通勤することがないので通勤時間に本を読むことはなくなりました。
なので仕事の休憩時間に本を読むことが多いです。
そうすると周りの方にも興味をもってもらい話しかけられることが多いです。
そういう本の付き合い方もありなのかなと今は思っています。
本が好きな方には共感していただけるところがあり、読まない人には読んでみるのもいいかもと思える一冊なのではないかと思います。