永田希『積読こそが完全な読書術である』(イースト・プレス)

イベント情報





読書会等のイベントは お知らせ をご覧ください。

  読書会の申し込みは「こちら」からどうぞ。

参加希望日を選択の上ご連絡ください。

募集の案内はLINEでも行っています。

開催日の3週間前の月曜日8時を基本として配信しています。

よければ登録をお願いします。

今日のブログ

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

今回は、本の紹介です。

紹介する本は、永田希『積読こそが完全な読書術である』(イースト・プレス)です。

あなたには買ったはいいものの読まずにいるいわゆる積読本はどれくらいあるでしょうか?

わたしは大体30冊くらいあります。

減らしたいなとは思いつつおもしろそうな本を見つけるとついつい買ってしまい、ここ最近はあまり減っていません。

そのような積読をすることに対して後ろめたさを持つ必要なんかない、というのが本書の主張でした。

そもそも積読にしているのは本に限ったことではありません。

観たい映画だってあるでしょうし、クリップしていて読んでいないウェブ記事もあります。

以前はNetflixを契約していたのでそこでも観たいけど観ていない動画がありました。

そうです。積んでいるのは何も本だけではないのです。

今の世の中は、いや昔から人が扱える情報の量と時間には限界があります。

そう考えるとそもそも積読になってしまうのは仕方がないことでもあります。

 

この本では、積読というのは読書の中にあるのではなく、積読の中に本を読むという行為が包まれているという関係を示しています。

ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』(ちくま学芸文庫)の内容が多く出てきますが、書いてあることを全て理解するというのは不可能なことです。

自分の経験などに照らし合わせて書いてあることを解釈しているにすぎません。

そう考えると今読むことよりも読みたくなったときに読める環境を整えておくことが大切なように感じました。

 

読みたいと思ったらとりあえず読書メーターに登録し、本屋さんで読みたいと思ったら購入する。

といった行動を取りたいと思いました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、よりよい一日をお過ごしください。

読書会情報はこちらから!




Facebookオンラインコミュニティはこちらから

音声でも本の紹介をしています

お仕事・ご相談はこちらから!

書いている人


読書によって何を得たいのか?

第79回 読書会「本の話をしよう」開催報告!

関連記事

  1. アン・ウォームズリー『プリズン・ブック・クラブ …

    読書の楽しみの半分は本を読むこと、残りの半分はなんでしょうか?&nbsp…

  2. 永田希『再読だけが創造的な読書術である』(筑摩書…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  3. 星尾夜見『星のビブリオ占い』(サンマーク出版)

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  4. 渡辺祐真/スケザネ『物語のカギ』(笠間書院)

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  5. 永田希『積読こそが完全な読書術である』(イースト…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  6. 竹田信弥+田中佳祐『読書会の教室』(晶文社)

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  7. 主観的におもしろいと思うことを大切に

    今回紹介する本は、齋藤孝さんの『情報活用のうまい人がやっている 3色ボールペ…

  8. 『本は10冊同時に読め!』本を読まない理由をなく…

    読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「本を語る、人…

Twitter でフォロー

PAGE TOP