内村鑑三『代表的日本人』を読み、日本人の精神性を感じる

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読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰をしています。

 

今回紹介する本は、内村鑑三『代表的日本人』(致知出版社)です。

現代日本語訳を齋藤慎子さんがされています。

 

YouTubeチャンネル大学院合格請負人フジモトのカクロンでも紹介をしました。

 

読もうと思ったきっかけは、『致知』2021年12月号で「『代表的日本人』に学ぶ人間学』という対談を読んだことでした。

著者の内村鑑三はキリスト教指導者です。

日本のすばらしさを伝えるために、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の五人の人生や功績について書かれたものです。

鎖国を解いて列強国にならぶようになり、欧米がおどろくなか、日本がどういう国でどういう精神を持ち合わせているか元々は英語で書かれたものです。

同じような本としては新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』があります。

 

名前は聞いたことがありますし、学校の授業でも聞いたことのある方々の功績を知ることが出来ました。

読んだから何かがすぐに変わるわけではありませんが、先人の気高い精神を脈々と受け継いでいくことを忘れてはいけないなと思いました。

どの人たちも学び続けることを怠らずに、また名を上げるようになってからも慎ましい生活を続けているということがとても印象的でした。

特に印象に残ったのは二宮尊徳のエピソードでした。

引き取られた父方の伯父の家で勉強を続けます。

深夜に学ぶために使う灯火の油がもったいないと言われると、自分で菜種を生産するようになります。

そしてその菜種の油で灯した光で勉強していると、与えられた時間は居候先の伯父のものだと言われ、移動中に書を読むようになります。

その姿がよく見かける銅像なのだと一致をしました。

言いつけに一切批判をすることなく、守りながら工夫をしていった努力の結果なのだと感じました。

モノを読むという点では歩きスマホと変わらないのかなと思っていましたが、そこに行き着くまでのプロセスを考えるとなかなかのものがあるなと感じました。

 

日本人のかつて誇っていた勤勉性というものを感じ取りました。

これからも学び続けたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、また明日もお待ちしております。

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