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職場の福利厚生で書籍要約サービスのflierを利用しています。
要約はあくまでもデパ地下の試食のようにおいしいどこどりだと思っています。
要約者の方の視点の美味しいどこどりは逃れることはできません。
全体を把握することでその理解も深まるので気になったものは購入して読むようにしています。
それでも実際に購入して読むのは100冊あったらほんの数冊です。
そのような中で読んだのが、枡野俊明さんの『比べず、とらわれず、生きる』(PHP文庫)でした。
禅の言葉についてわかりやすく解説してくれています。
あまりにも馴染みがありすぎて、その言葉も禅の言葉だったのだというのがいくつもありました。
それだけわかりやすく日本人の持つ資質にあっているものがあるのかなと感じました。
印象に残ったものを紹介します。
本書のタイトルにも重なるところがありますが、「水急不流月」(すいきゅうにしてつきをながさず)という言葉があります。
どんなに川の水の流れが速くても、水面に映った月影を流すことはできないという禅語です。
枡野俊明『比べず、とらわれず、生きる』(PHP文庫)(p49)
とあります。
人は何かと比較することで安心することもあれば劣等感を抱くこともあります。
わたしは大学を中退したことがとてもコンプレックスでした。
ましてや大学浪人をしてまで入ったのでなおさらでした。
研究者になる憧れもありましたが、それは比較をして劣っていると感じていただけなのかもしれません。
年収や結婚など考えるとキリがありません。
比較をすることで得られるものは瑣末なものであると思えるようになりました。
自分がどう思うかという主体性をもつことが大切だと改めて感じました。
「日日是好日」(にちにちこれこうにち)という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
晴れの日には晴れの良さがあるし、雨の日には雨の良さがある。
そう思うことで、毎日が自分にとって良い一日になるという教えなのです。
枡野俊明『比べず、とらわれず、生きる』(PHP文庫)(p67)
とあります。
晴れだから良い、雨だから悪いではなく、それぞれの天気においてすべきことや大切にしたい意味というものがあります。
晴れの日に散歩をしたり、ジョギングをしたりするのが好きです。
雨の日に雨音を聴きながら本を読むのも好きです。
これらは天気だけでなく、出来事に対する心の持ちようにも言えることなのかなと思います。
枡野俊明さんの本はわかりやすく禅語について解説されています。
この本を含めてタイトルはチャプターのひとつをピックアップしてというものが多いです。
気になったものから手に取っていただけるとよろしいかなと思います。
フジモトのカクロンでも紹介しました。
合わせて動画もご覧ください。