セネカ『人生の短さについて』

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2021年3月22日の「フジモトのカクロン」チャンネルで紹介をした一冊です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌で読書会を開催しています、読書療法士の井田祥吾(@shogogo0301)です。

前回のライブ中継のあとの雑談で古典の話になり、こちらの本を紹介しようと思い再読をして紹介をしました。

ちょうど一週間ほど前にNHKの『100分de名著』で取り上げられたことを知らなかったので奇遇でした。

 

著者はセネカです。

約2000年前の古代ローマの時代に活躍をした哲学者です。

 

時間が足りないと嘆く人は多いです。

それに対してセネカは、「人生は使い方次第で長くなる。浪費で短くする」と説きます。

現代人にも当てはまります。

むしろ、テクノロジーが進歩してあらゆるものの効率化が図られたことを考えると時間の余裕ができてもおかしくないはずです。

「多忙である人は生きることから遠ざかっている」とし。間暇を過ごすのが大事だと言います。

そのためには過去の哲人に学ぶこと、具体的にいうと本を読んだりして学ぶことです。

「未来に頼らず、現在を逃さず、過去に向き合う」

これがこの本での大きなメッセージだと感じました。

 

この本から今を生きることの大切さを学びました。

古典というのは今まで残ってきたことを考えるとそれだけで読む価値があるものだと言えると思っています。

時代背景が変わっているものもあることを念頭に置いた上で、今にも通ずるところを読み解いていくのがいいのかなと思います。

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