藤尾秀昭『はじめて読む人のための人間学』を読んで考える、生きる意味とは?

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前回の読書会で紹介した一冊について書いていきます。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌で読書会を開催しています、本のチカラで癒しと安らぎを与える読書療法士の井田祥吾(@shogogo0301)です。

第60回「本の話をしよう」で紹介した一冊は藤尾秀昭氏の『はじめて読む人のための人間学』でした。

このブログでも何度も紹介している致知出版社の社長であり、雑誌『致知』の編集長である藤尾氏が人間学のエッセンスについて説いた一冊です。

 

人間学と聞いて何をイメージするでしょうか?

わかりやすいのが「何のために生きるのか?」と答えられるかどうかだと思います。

この生きる意味を追求して、その答えのヒントとなるものを教えてくれるのが『致知』という雑誌です。

『致知』は勉強になる雑誌なのですが、深みがあり一気に読むことができないため毎日少しずつ読んで肚落ちさせるようにしています。

 

この本の中で印象的だった話をひとつ紹介します。

町の入り口に一人の老人がいました。

旅人がやってきて「この町はどうですか?」と老人に尋ねます。

老人が「あなたが今まで来た町はどうでしたか?」と尋ねると旅人は「悪かったです」と答えます。

そうすると老人は「この町もあなたにとって悪い町でしょう」と答えました。

また別の旅人がやってきます。

その旅人も先程の者と同様に尋ね、老人も同じ返答をします。

旅人が「今までの町は良かったです」と答えると老人は「この町もあなたにとって良い町でしょう」と答えます。

この話の言わんとすることは、環境というのは自分の心が創り出すということです。

不平不満を口にするだけでなく、自分がその環境を選んでいるのではないかと意識してみることも大切ではないかと思います。

 

表紙には二宮尊徳が書かれています。

その二宮尊徳も読んでいて、『致知』の由来ともなった、『大学』も合わせて紹介をしました。

『大学』を毎日少しずつ素読しています。

心が洗われるような気がしています。

 

最初の問いである「何のために生きるのか?」に対する今のわたしの答えは「わからない」です。

だからこそ追い求め続けたいし、きっと言葉を超越したところに答えがあるんじゃないかと思っています。

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