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こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
また、「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や北海道致知若獅子の会の世話人もしています。
今回紹介する本は、河合隼雄さんの『大人の友情』(朝日文庫)です。
お借りして読みました。
河合隼雄さんはすでにお亡くなりになられていますが、臨床心理士として活躍をされていました。
他者との関係として「友情」について書かれた一冊です。
印象に残ったところを紹介します。
ユング派の分析家、アドルフ・グッゲンビュール氏が「友情」の講義で言っていたことがあります。
氏は祖父からこう言われたそうです。
友人とは「夜中の十二時に、自動車のトランクに死体をいれて持ってきて、どうしようかと言ったとき、黙って話に乗ってくれる人だ」(p15)
黙って話に乗るというのが大事なところかと思います。
色々と言いたくなる気持ちを抑えてまずは話を聴くという姿勢が大切なのかもしれません。
もうひとつ紹介します。
それは
秘密は贈りものとして利用されやすい面ももっている。 (p182)
物の贈りものは相手に渡したらそれで終わりですが、秘密というのは双方で共有されるものです。
そして人には言えないという感覚が二人の絆を深めていくことにもつながるのかなと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また!