渡部昇一『知的生活の方法』(講談社現代新書)

読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書セラピストとして本の持つ魅力や癒しの効果をブログや札幌ゼロ読書会での活動を通して伝えています。

 

今回は、本の紹介です。

紹介する本は、渡部昇一さんの『知的生活の方法』(講談社現代新書)です。

電子書籍で読んでいるのですが3〜4回目くらい読んでいる気がします。

新書として発刊されましたが、初版がなんと1976年4月となっています。

もちろん時代が変わりデジタルデバイスが普及をしている世の中ですが、普遍的なところや大切なところは変わらないのだと感じました。

 

わたしにとってはこの本自体が定期的に読み返したい古典となっているわけですが、読書術といった本への接し方は大変参考になりましたのでいくつか引用して紹介をします。

「自分をごまかさない精神」の項にはこのように書かれています。

自分にはおもしろくないということを公言する必要はないが、ほんとうにおもしろいと思わないものを、おもしろいなどというふりをしてはいけないのだ。(No.398)

これは選書の段階でも参考になっています。

おすすめされた本に関してはなるべく読むようにしていますが、どうしても興味がわかなかった場合はそっとおくようにしています。

おもしろくなってくるかもしれないと辛い思いをしながら読むよりも、自分が読みたいと思う本に時間を費やしたいものです。

また、鋭い批評家になる必要はありませんがいたずらに褒めるだけというのも困りもので、なるべくフラットな視線で鑑賞をしたいですね。

 

特に心に響いたのが「古典をつくる」の項目でした。

本は繰り返し読むことを前提としています。

そうすると必然的に蔵書スペースが必要です。

いかにして蔵書スペースを確保するかについても書かれていますが、まずはその繰り返し読むという精神が大切だと感じました。

 

古典とはなんでしょうか?

渡部氏はこう言います。

これ(古典)は何度も何度も読みかえされ、時代を経ているうちに残った本のことである。(No.747)

世間で言われる古典を読むのはもちろん大切なのですが、自分にとっての古典をつくっていくことも大切です。

そのためにオススメされていたのが、二、三年前に読んでみて面白かったものを片っ端から読んでいくという方法です。

こういうときにわたしのようにブログや読書メーターといったSNS等で管理をしていると振り返るのが楽ですね。

毎月ごとに記録を取っているので月初のタイミングで2年前に読んだ本を振り返ってみようかと思います。

 

読書を始め、知的生活を送っていく上での心構えや行動について時代を超えて参考になる点が書かれています。

ぜひ、手にとってみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、また明日もお待ちしております。

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