渋沢栄一 守屋淳=訳『論語と算盤』(ちくま新書)

イベント情報





読書会等のイベントは お知らせ をご覧ください。

  読書会の申し込みは「こちら」からどうぞ。

参加希望日を選択の上ご連絡ください。

募集の案内はLINEでも行っています。

開催日の3週間前の月曜日8時を基本として配信しています。

よければ登録をお願いします。

今日のブログ

こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

また、「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や人間学を学ぶ月刊誌である『致知』の読書会である北海道致知若獅子の会の世話人をしています。

 

今回紹介する本は、渋沢栄一 守屋淳=訳『現代語訳 論語と算盤』(ちくま文庫)です。

 

毎月購読している『致知』の三月号の特集テーマが渋沢栄一氏だったことをきっかけに再読をしようと思い、手に取りました。

新一万円札の肖像画になることや大河ドラマ『青天を衝け』で知った方も多いのではないかと思います。

また前北海道日本ハムファイターズ監督の栗山英樹氏が選手に配っていたことも知られています。

 

この『論語と算盤』は元々は講演会であった内容です。時代も移り変わってあるだろうということで現代語訳で手に取りました。

「わたしは常に、精神の向上を、富の増大とともに進めることが必要であると信じている」

渋沢栄一 守屋淳=訳『論語と算盤』(ちくま新書)(p47)

とあります。

何かしらの事業を行うということは富を得るための手段でありながら利他の心が大切になります。

その精神の拠り所としてうってつけなのが『論語』なのだと感じました。

 

お金を得ること=悪や卑しいことではなく、お金を得ることによって活動の幅やできることが広がるならそれは正当なことなのだと感じました。

わたしの場合でいうと勤めのほかにこうして読書セラピストとして活動しています。

こちらは趣味的な要素も大きいので特にいくら稼がなければいけないというプレッシャーはありません。

それでもやりたいことのためがゆえの雑事に時間を割くこともあります。

もちろんボランティアはそれで素晴らしいことですが、ものによってはしっかりと対価をいただくことによって良い方向へと繋がっていくこともあるのではないかと思いました。

 

毎日コツコツと論語の素読をしています。

少しずつ古文のリズムにも慣れてきて、心地よさを感じてきています。

大きな木には地に張り巡らされた深い根があります。

枝や葉を茂らすことばかりに目がいかないようにこれからも研鑽を続けていきます。

読書会情報はこちらから!




Facebookオンラインコミュニティはこちらから

音声でも本の紹介をしています

お仕事・ご相談はこちらから!

書いている人


岩田徹『「一万円選書」でつながる架け橋』(竹書房)

『ぼけますから、よろしくおねがいします。〜おかえり お母さん』

関連記事

  1. 鈴木俊隆[著]藤田一照[訳]『【新訳】禅マインド…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  2. 上田渉『超効率耳勉強法』(ディスカヴァー・トゥエ…

    何かを学ぶのに耳を活用していますか?今回紹介する本は、上田渉さんの『超効…

  3. 吉本隆明 糸井重里(聞き手)『悪人正機』(新潮文…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  4. 河合隼雄『大人の友情』(朝日文庫)

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

  5. 武田双雲『「ありがとう」の教科書』(すばる舎)

    今回紹介する本は、武田双雲『「ありがとう」の教科書』(すばる舎)です。&…

  6. セネカ『人生の短さについて』

    2021年3月22日の「フジモトのカクロン」チャンネルで紹介をした一冊です。…

  7. 森信三『修身教授録』(致知出版社)

    今回紹介する本は、森信三先生の『修身教授録』(致知出版社)です。『続・修…

  8. 村松大輔『時間と空間を操る「量子力学的」習慣術』…

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

Twitter でフォロー

PAGE TOP