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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、鈴木俊隆[著]藤田一照[訳]『【新訳】禅マインド ビギナーズ・マインド』(PHP)です。
毎日のやることリストというものがわたしにはあります。
薬を飲むといった続けなければいけないものもあるのですが、ほとんどが平穏な日々を過ごすための定点観測的な役割であったり、自己成長へ繋げていくための行動であったりします。
そのなかのひとつに瞑想を取り入れています。
忙しいを理由にしてはいけないのですが、じっくり腰を据えてやる時間もなかなか続けるとなると取れないので今は5分間やっています。
瞑想は呼吸に意識を置きます。
吸って吐いてに集中をして、意識がそれたら、また呼吸に意識を戻してを繰り返します。
正直これであっているのかなという思いはあります。
強みとなる資質の内省がどんどんはたらいてしまうことも多々あります。
そのような訳で、普段行っている瞑想がよりよいものになればということでこちらの一冊を読みました。
鈴木老師がアメリカでの「坐禅と修行についての形式ばらない講話」をまとめたもので36の章から構成されています。
新訳ということもあり、大変読みやすかったです。
瞑想はマインドフルネスとして知られ多くの企業でも取り入れられています。
帯にも載っているスティーブ・ジョブズが取り入れていたことは有名です。
読み終えて、これからも生活に瞑想を取り入れていきたいと思いました。
続けることで何かの到達点に至るというよりは、すでに悟りは開いているものであり、瞑想以外の大半の時間も修行の意識を持つことが大切だと学びました。
また、宗教という壁を超えた普遍性と懐の深さみたいなものを感じました。
印象に残った文をいくつか紹介します。
修行の目標とは、常にこの初心者の心を保ち続けることなのです。
鈴木俊隆[著]藤田一照[訳]『【新訳】禅マインド ビギナーズ・マインド』(PHP)(p33)
瞑想を続けることでどこか到達点に至るというよりも初心を忘れずに続けることが大切なのだと学びました。
時間は過去から現在に進むのではなく、現在から過去に逆行するのです。
鈴木俊隆[著]藤田一照[訳]『【新訳】禅マインド ビギナーズ・マインド』(PHP)(p58)
アビダルマ仏教の考え方ですね。
以前読んだ本でこちらの考え方をブログに書いたら、よく読まれる記事のひとつになりました。
未来から流れたものを今キャッチするかどうかですね。
流れていった過去に対する解釈はいくらでも変えることができます。
仏教を学ぶ目的は、仏教を学ぶことではなく、自分自身を学ぶことです。
鈴木俊隆[著]藤田一照[訳]『【新訳】禅マインド ビギナーズ・マインド』(PHP)(p156)
先のアビダルマ仏教についての時間理解を深めるために学びたいとは思いますが、学ぶことが目的にならないように気をつけます。
学ぶことによって自分にどう影響するかを忘れずにいたいです。