石川直樹『地上に星座をつくる』(新潮文庫)

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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

今回紹介する本は、石川直樹『地上に星座をつくる』(新潮文庫)です。

鈴木優香さんの本の中で石川さんのことが触れられており、先日購入していたことに気づいたので読みました。

石川さんは山岳写真家であり、山行や世界各地で過ごした街の記録を写真とともに紹介されています。

所々に写真が掲載されており、旅の様子がリアルに伝わってきました。

 

わたしは高校時代を山岳部で過ごしました。

ということもあり、経験したことのない高度順応の話はとてもワクワクしながら読みました。

山の話は読んでいてとても清々しい気分になります。

登る人にとっても、登らない人はなおさら「なぜ山に登るのか?」は永遠の問いのようにわたしは思っています。

登山家のジャージ・マロリーが「そこに山があるから」と答えた話は有名ですが、石川さんは「理由と原因のない純粋な行為」(p96)としていました。

登る前も後も山は変わりませんが、その経験を通して、自分自身に変化を感じることができるのが魅力なのかなと思います。

 

ひとつひとつの経験は星のようなものです。

そのひとつひとつの経験がつなぎ合わさることになり星座として形が現れてきます。

 

写真という記録に残すことで振り返るときの役に立てたいと思います。

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