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今回紹介する本は、森信三先生の『修身教授録』(致知出版社)です。
『続・修身教授録』(致知出版社)を読んだのをきっかけに再読をしました。
この本との出合いはかつて参加をしていた「修身教授録読書会」でした。
毎回3講義分事前に読んできて、心に響いたところや印象に残ったところをシェアし合うものでした。
年代立場が異なる方々との話の場はそれだけでも有益なものですが、話のきっかけにするものが人生をどう生きるべきかを考えるものだと話はより深くなるものだと感じました。
森信三先生の天王寺師範学校での修身科の講義の口述されたものが元になっています。
授業を受けている雰囲気さながらに読み進めることができます。
帯には「人間学の要諦」とあるように生きていくための原理原則が述べられており、読むと背筋がぴんと伸びるような感覚になります。
天王寺師範学校で学ぶ将来、小学校の先生となる生徒たちに向けられた講義です。
必ずしも望んで進んだ道でなく、もっと上級の学校の先生になれたらと卑屈になっているような生徒もなかにはいたようです。
その生徒たち対しても先生になる意義を説いていきます。
教える立場としての心得から学ぶことは、先生と呼ばれる職の人たちだけでなく、自分の人生をどう主体的に生きていくかを考えていくうえでとても大切なことだと感じました。
今回再読したときに気づいたのは「人生二度なし」というフレーズが何度も出てくることです。
二度とない繰り返すことのない人生をどう生きるか。生きているということは刻々と死へ向かっているということでもあります。
後悔しない人生を歩んでいくためにも、どう生きていくかということはこれからも考え続けていきたいものです。
座右の書としてこれからも傍において折に触れて読み返します。