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2020年2月21日に開催した第49回「本の話をしよう」@Brown Books Cafeで紹介した一冊について書きます。
この日紹介したのは、シンガーソングライターであり現在はバンドFLOWER FLOWERのギターボーカルであるyuiさんのインタビュー集でした。
シンガーソングライターとしてのソロ活動をやめるにあたって発売されたものです。
YUIさんを知ったきっかけは、SCHOOL OF LOCKという中高生向けのラジオでした。
勉強のお供に聞くことが多かったのですが、毎週何曜日かに担当をしていてなんとなく聴き始めたのが、ハマって言ったという感じでした。
好きなバンドが新曲を出したタイミングがちょうどYUIさんのデビュー曲『feel my soul』を出した頃だったので目に触れる機会はありました。
ちなみにわたしの一番好きなYUIさんの曲も『feel my soul』です。
実際にラジオで音楽にかける思いを聴いていく中で、この人の生き方はかっこいいなと思うようになりました。
自分のやりたい方向性と周りが求めてくれるものとのスピードのズレを感じたところからリフレッシュ休暇をとったり、それでも離れていく溝を感じてソロでの活動を休止という形をとったのかなと思っています。
この本の中で印象に残ったエピソードを紹介します。
弱さも強さ
上京した時に、渋谷で「手相を見せてください」と言われ見せたら、「あなた弱い人ですか?」と言われたそうです。
こんな時、あなたならなんと答えますか?
YUIさんは、
「弱さも強さだと思ってます」
と答えたそうです。
そうしたら占い師さんが謝ってしまったそうです。
芯の強さを感じられます。
柔張る
頑張るというのは、「頑なに張る」こと。
頑なに張るのは太く短くにつながるなあと、それがプライドに反したとしても細く長くするってことも大事なんだなって考えたりもしましたね。(YUI『Hello,Good-bye』(p150))
というところから「柔張(やわは)る」という言葉が流行ったそうです。
頑張るというと一点集中の感覚がありますが、時には余力を残して自分のペースで長く続けていくという感覚も大切ですね。
こういう風にふわっとちょっと気を抜いて楽に生きていくのも大事です。