『時ひらく』(文春文庫)

イベント情報







読書会等のイベントは お知らせ をご覧ください。





読書会の申し込みは「こちら」からどうぞ。

参加希望日を選択の上ご連絡ください。

今日のブログ

今回紹介する本は、『時ひらく』(文春文庫)です。

 

辻村深月さん、伊坂幸太郎さん、阿川佐和子さん、恩田陸さん、柚木麻子さん、東野圭吾さんの豪華6名によるアンソロジーとなっています。

350年の歴史を持つ老舗デパートである『三越』がテーマになっています。

わたしは東野圭吾さんの作品目当てで購入をしました。

タイトルは『重命る(かさなる)』でした。

冒頭ですぐに草薙の名前が出てきたので、予想通り湯川学も登場し、ガリレオ作品であることがわかりました。

刑事の草薙が難解な事件の協力を求め、物理学の知識をもって解決に導くことからガリレオ先生と呼ばれています。

被害者が三越でお土産を買っていたのがわかるところから話が展開していきます。

ミステリ作品は長いほうが入り組んだ構造になりやすいので、読後感も深いものになりやすいです。

短編は短編でシンプルな構造にまとまるのでそれはそれでいいのかなと思います。

 

お目当ての作家さんがいるかどうかでアンソロジーは買うことが多いです。

聞いたことがあるけど読んだことのない作家さんの作品を読むことができるのも魅力です。

デパート三越というお題でもこうも描かれ方は変わってくるのだなという気づきがありました。

アンソロジーをきっかけに新たな作家さんに出合うというのもいいかもしれません。

読書会情報はこちらから!




Facebookオンラインコミュニティはこちらから

音声でも本の紹介をしています

お仕事・ご相談はこちらから!

書いている人


柘植文『野田ともうします。』(ワイドKC Kiss)

鴻上尚史『孤独と不安のレッスン』(だいわ文庫)

関連記事

  1. 一途の愛は存在するのか

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  2. 星新一『きまぐれロボット』(角川文庫)

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

  3. 立川談四楼『ファイティング寿限無』(祥伝社文庫)…

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

  4. 本気は報われる

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  5. 『タイヨウのうた』から得た「よりよく生きる」とい…

    「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピ…

  6. 故郷とはそこにあるもの

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  7. 住野よる『君の膵臓をたべたい』を読んで考える「運…

    第17回「本を語る読書会」で紹介した一冊です。友人からのオススメをきっか…

  8. ディケンズ『クリスマス・キャロル』を読んで考える…

    本を一冊読み終えましたので紹介動画を撮ってみました。「本を語る、人と繋が…

Twitter でフォロー

PAGE TOP