坂口恭平『生きのびるための事務』(マガジンハウス)

今回紹介する本は、坂口恭平さんの『生きのびるための事務』(マガジンハウス)です。

漫画を道草晴子さんが担当されています。

『POPEYE』のweb連載を書籍化したものとのことです。

 

坂口恭平さんは、自殺念慮者からの相談を受ける「いのっちの電話」、文筆、絵画、歌や裁縫などあらゆる面で活動されています。

もはや職業がなんなのかよくわからない人です。

大学を卒業してから就職をせずに、今までやってきたのは「事務」のおかげと言います。

イマジナリーフレンドをジムと名づけ、過去を振り返るように教えてくれました。

 

「好きなことを仕事にする」という言葉が流行りました。

この言葉の影のようなものを感じる方はいらっしゃると思います。

わかっているけれども、それは無理だと思う。

そんなことを全員がやったら社会は回らなくなる。

色々な意見があると思います。

 

好きなことを仕事にしようと思ったらある程度の戦略を立てなけばいけません。

時にはそれを実現させるための作業をやらなければいけないこともあります。

それらをひっくるめて「事務」だと私は感じました。

 

要点は二つで、お金の問題とスケジュール管理です。

そもそも一ヶ月の固定費がどれくらい必要か把握されているでしょうか?

なんとなく使っているお金がもしかしたらあるかもしれません。

使わなくていいことにお金を使わなければ、その分使い道が増えます。

まずはどれくらい使っているかを把握するところからスタートです。

 

もう一つの大事なポイントがスケジュール管理です。

1日の時間をどのように使っているかは案外記録してみないとわからないものです。

もう一つ考えたいのが10年後の時間の使い方です。

将来の夢があるということは理想の現実があります。

理想の現実を思い浮かべたうえで、その生活と離れているところを埋めていくというのが大事です。

将来の現実を描いておけば、行動に迷うことはなくなります。

 

夢を追いかけるのはただ進めばいいだけでなく、ある程度ロジックで考えていく必要があることを学びました。

未来にワクワクしながら読みました。

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『BRUTUS No.1008』(マガジンハウス)

『致知2024年5月号』特集「倦まず弛まず」

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