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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログ、SNSやPodcast等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、古賀史健(絵:ならの)『さみしい夜にはペンを持て』(ポプラ社)です。
古賀さんと言えば『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)が有名です。
アドラー心理学を扱い、世界的な大ベストセラーとなっています。
今回の本は、書くことの効能についてです。
中学生向けに書かれているストーリー形式の作品です。
主人公はタコのタコジローです。
ある日嫌なことがあり、学校をサボり公園にいるとヤドカリのおじさんに出会います。
そこでおじさんが色々なことを教えてくれます。
読めばきっと日記を書きたくなります。
書いている方にもヒントとなることが多くあります。
そもそもどうして日記を書くのでしょうか?
少し手前の質問にすると、どうして言葉にするのでしょうか?
モヤモヤとしている気持ちを言葉にすることですっきりとした経験がある方は多いかと思います。
話すとスッキリするのは頭のなかを大掃除しているかのようです。
その理由としては、『思う』と『言う』には距離があることを挙げていました。
この距離感は人によってまちまちです。
わたしは遠いほうかと思います。
後から考えてこう言えばよかったと思うことが多くあります。
『考える』と『思う』もまた違いがあり、考えるには答えを出すという視点があります。
何より、書くことがとりもなおさず考えることであり、自分自身との対話でもあります。
自分自身との対話の機会は多いほうがいいです。
それが日記ということになります。
なので、日記には事実の羅列ではなく考えたことを書くべきとなります。
そのためにメモをしておくことは「ことばの貯金」になります。
日記を書くことについてこのような表現がありました。
日記を書くのはね、自分という名のダンジョンを冒険することなんだ。
古賀史健(絵:ならの)『さみしい夜にはペンを持て』(ポプラ社)(p103)
わたしの好きなRPGの発想です。
1日書けばその分、自分という存在の理解が進みます。
そうやって解き明かしていくものなのかもしれません。
わたしはFacebookグループの感謝の日記をやっています。
並行してほぼ日手帳にも書いています。
これからのヒントも得ることができました。
スローモーションで捉えて書く。
ネガティブなことは過去形で解決済みとして書くというのはテクニックとして使えそうです。
これからも日記・ブログを通して書くことを続けていこうと改めて思いました。
書いていくことで誰かのためになるかもしれませんし、何より自分自身を救い平静を保つことにつながっていくのだろうと思っています。