鈴木忠平『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』(文藝春秋)

イベント情報





読書会等のイベントは お知らせ をご覧ください。





読書会の申し込みは「こちら」からどうぞ。

参加希望日を選択の上ご連絡ください。

今日のブログ

こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

今回紹介する本は、鈴木忠平『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』(文藝春秋)です。

 

北海道日本ハムファイターズが北広島市に新本拠地「ES CON FIELD HOKKAIDO 」を創るまでを描いたノンフィクション作品となります。

どうして札幌ドームという本拠地がありながら、総工費600億円をかけて球場をつくることになったのか?

そこには壮大な人間ドラマがありました。

誘致を行った北広島市職員の方の高校時代から描かれていて物語の深さを感じました。

また、一部報道でしか得ることができていなかった誤解をしていることもわかりました。

北海道に移転をする段階から日ハムには「Sports Community」の実現という壮大な理念があることがわかりました。

札幌ドームは借り物であり、思うような施策を行うこともできなかったとのことでした。

これに関しては誰が悪者ではなく、そういういかし方がない状況でもあったのかなと思います。

その中でメディアや市民の前に立つ秋元市長の人間性を表すエピソードについては本編の内容とは関係なくともじんとするものがありました。

また、新庄剛志氏への監督のオファーをすることになった野球に対する姿勢のエピソードについて知っていましたが、とても印象的でした。

 

要約できない本を読むことが大切だという話を聞いたことがあります。

本を読むうえで大切なのは自分の心がどう動かされるかです。

まとめたものを読んで同じ感動を得られれば要約でいいのかもしれませんが、ストーリーというのはそれなりの長さに感動が担保されるものです。

そのことをこちらの本を読みながら感じました。

読書会情報はこちらから!




Facebookオンラインコミュニティはこちらから

音声でも本の紹介をしています

お仕事・ご相談はこちらから!

書いている人


数値にモチベーションを左右されない

不惜身命 但惜身命

関連記事

  1. これからも理想の本棚に囲まれた生活をしたい

    『BRUTUS No.999』(マガジンハウス)を読みました。2024 …

  2. どんな相手にも敬意をもって接する

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  3. 書くことは自分との対話である

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  4. 稲田和浩『ゼロから分かる! 図解 落語入門』(…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  5. 石川侑輝『平均4.2ヵ月で1万フォロワーを実現す…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  6. 浦野真彦『初段になるための将棋勉強法』(白夜書房…

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。本の魅力や癒しの効…

  7. 繁村一義(著)、酒井邦秀(監修・著)『英語多読 …

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

  8. 岸見一郎『ゆっくり学ぶ 人生が変わる知の作り方』…

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

Twitter でフォロー

PAGE TOP