致知2021年4月号 特集『稲盛和夫に学ぶ人間学』

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「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌で読書会を開催しています、札幌ゼロ読書会主宰の井田祥吾(@shogogo0301)です。

2021年4月26日にオンラインで開催されました致知若獅子の会に参加をしました。

本号の特集は『稲盛和夫に学ぶ人間学』でした。

感想文を発表し、美点凝視の観点でフィードバックをしあい、いい刺激をもらうことができました。

わたしの感想文をアップします。

特集『稲盛和夫に学ぶ人間学』

稲盛和夫氏は日本を代表する名経営者である。

本号で取り上げられるまでにも知っていたし、著書である『生き方』も読んでいたが、今回の特集を読んで改めてそのすごさを感じた。

自分が心に響いたところを書き記したいと思う。

世にはあらゆる成功法則と呼ばれるものであふれている。

成功法則に大切なのは再現性だと思っている。
(再現性があるものが法則だよねというフィードバックもいただきました)

「これをやれば成功する」と言われてもその書いた人だけに当てはまるものであれば他の人にとっては役に立たないので意味をなさない。

どうしても小手先のテクニックや行動に目が行きがちになるが大切なのは根本となる心であるとわたしは考える。

どのような行動を取ったかというところに目を向けて改善をしていくよりもその根拠となる部分の考えに目を向けていればあらゆる事柄に対しても自信を持って行動することができる。

しかし心というものは実際に目に見えることができないため、言語化するのがむずかしい。

今回の特集で改めて感じたことだが、稲盛氏のすごさというのはこの言語化するのがむずかしい心の持ちようを表しているところにあると感じている。

あやしいと思われることもあるだろう心の持ち方について自信の経験に基づきシンプルな言葉で表されている。

特に印象に残っているのは、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」の式であり、アインシュタインの相対性理論「E=m×c^2」のような美しさをわたしは感じる。

心に響く人生哲学の多くを学んだが特に印象に残ったのは山中伸弥教授の文章である。

その中で心がけていることについて山中教授は「人生はマラソンであり、100メートルの全力ダッシュでは力尽きてしまう。ペースを乱さず走りきることが大切である」とおっしゃった。

それに対して稲盛氏は「僕は違う。いつも全力疾走だ」とバッサリと切った。

「最初から全力で走ろうと決めて、必死になって先頭集団に追いつこうと意気込んで走り続けてきたからこそ、実を結んだと思っています」と続けている。

人生はマラソンに例えられることが多い。

わたし自身フルマラソンを経験している。

約4時間走り続けることを考えるとどうしても配分を考えてしまう。

これは大切なことであり、むしろ必要なことである。

しかし長期的なところに目を向けるばかり目の前のことにおろそかになってはいないだろうか?

42.195kmの長い道のりを歩むための見通しを立てることも大切である。

その一方で時として目の前の100メートルを全力で走らなければいけないこともある。

目の前のことに全力を尽くさなければいけないときがあるというのは案外忘れがちになってしまうが大切なことである。

そして今の連続が未来を作っていくことを考えると両方の視点を持ちつつ、今に全力を尽くすのが良いと考える。

稲盛氏の人生哲学にふれ、これからも自分を高めていきたいと改めて感じた。

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