谷川俊太郎『詩ってなんだろう』(ちくま文庫)

こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

今回紹介する本は、谷川俊太郎『詩ってなんだろう』(ちくま文庫)です。

 

2023年にやってみたいこととして表現活動をあげています。

詩で表現するのもいいなと思い、そもそも詩ってなんだろうということでタイトル通りのこちらの本を手に取りました。

著者の谷川俊太郎さんは日本を代表する詩人です。

教科書で触れたり、合唱曲で歌ったりしたのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

詩とは何か? の問いに詩のアンソロジーで回答してくれています。

俳句や短歌はもちろん詩ですが、ことわざやなぞなぞといったものも詩に分類されているのが意外でした。

 

メロディーに乗せられるものも多いですが、必ずしもそうである必要がなく、逆に意味がなくてもメロディーに乗せられた音を詩としてもいいのだというのが大きな気づきでした。

大泉洋withスターダストレビューの『本日のスープ』という曲があります。

曲の中に「オーウィアエーオーディアエウィアエー」という言葉があります。

気になって調べたのですが、意味はないとのことでした。

言葉に意味がないから曲の中で意味がないということはなく、これも歌詞という詩の一部なのだと感じました。

 

詩って決まりきった形式を大切にするものもあれば、自由にしていい部分があり、なんとも寛容だなと感じました。

形式張って考えるよりも、自分の内面から湧き上がってくる感情と言葉に注目して表現してみることに着手してみようかと思います。

読書会情報

読書会の情報は お知らせ をご覧ください。

募集の案内はLINEでも行っています。

月初に読書会情報を配信しています。

申し込みはLINEからお待ちしています。



LINEの友だち検索「@pgc8174h」でも出てきます。

LINE オープンチャットへのご参加はこちらからどうぞ!

Facebookオンラインコミュニティはこちらから

音声でも本の紹介をしています

書いている人


身近なところから歴史を学ぶ

新しい刺激を取り入れる

関連記事

  1. 『詩を書くってどんなこと?』表現の手段としての詩…

    今回ご紹介する本は、若松英輔さんの『詩を書くってどんなこと?』(平凡社)です…

  2. 『空が青いから白をえらんだのです』で言葉の力を感…

    「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピ…

  3. 言葉を心で感じる

    わたしは旅に出るのが好きです。まとまった休みをなかなか取れないので、取れ…

  4. 大切な人の名前はいつまでも呼び続けたい

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  5. 葉祥明『しあわせの小径』(日本標準)

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  6. 『わたしと小鳥とすずと』を読んで感じた他者視点

    今回ご紹介する本は、金子みすゞ『金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと』(J…

  7. 俵万智『サラダ記念日』(河出文庫)

    31音で想像力をかき立てられる世界を感じました。今回紹介…

  8. 言葉をそのまま受け取る

    今回紹介する本は、木下龍也さんの『オールアラウンドユー』(ナナロク社)です。…

PAGE TOP