『空が青いから白をえらんだのです』で言葉の力を感じる

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「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

今回は、本の紹介です。

紹介する本は、寮美千子さん編集の『空が青いから白をえらんだのです』(新潮文庫)という一冊です。

いわた書店の一万円選書のご縁で手にした一冊です。

サブタイトルに「奈良少年刑務所詩集」とあるように更生教育である「社会性涵養プログラム」から生まれた詩を集めたものになります。

 

刑務所に入るような人はきっと凶暴で近寄りたくないと思われる方も多いかと思います。

 

しかし、実際には家庭を含めた置かれた環境によって言葉や想いを閉ざしてしまい、何かを契機にそれが爆発してしまって……ということもあるのかもしれません。

 

言葉というものの力の大きさを改めて感じることができました。

使わなければ無力ですが、乱暴に使えば誰かを傷つけおとしめることもあるでしょうし、一方では誰かを励ましたり勇気付けたり元気を与えたりすることもできます。

 

どうせ使うならプラスのベクトルがはたらくように使って生きたいなと思いました。

 

タイトルの「空が青いから 白をえらんだのです」は「くも」のタイトルの一行詩です。

これのみですが、なんとなくそれを見上げたときに思い浮かぶような気がします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、よりよい一日をお過ごしください。

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青山美智子『木曜日にはココアを』(宝島社文庫)

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