言葉を心で感じる

わたしは旅に出るのが好きです。

まとまった休みをなかなか取れないので、取れたときにはここぞとばかりに旅に出ます。

年末年始に何処かへ出かけることが多いです。

観光地へ赴いたり、友だちと会ったり、グルメを楽しんだりと目的は色々あります。

 

その中のひとつは本屋さんに行くことです。

旅に限らずですが、普段行かない本屋さんに行くと当然ながらディスプレイも異なるので本の見え方が変わります。

 

2022年末に東京に行きました。

松浦弥太郎さんが中目黒にオープンした古本屋さんであるCOW BOOKSに行きました。

 

そこで購入したうちの一冊が、谷川俊太郎さんが詩、沙羅さんが木版画を担当されている、詩画集『目に見えぬ詩集』(美篶堂)です。

包装紙で包まれていましたが、そこにはCOW BOOKSに充てた谷川俊太郎さんのオリジナルの詩が掲載されていました。

 

谷川俊太郎さんの詩は小学生の頃から教科書を通して触れてきました。

読んだり、合唱曲として歌ったりと様々な思い出があります。

 

今なおこうして触れることができるのはなんだか不思議な気持ちになります。

沙羅さんの木版画の雰囲気も合わせて読んでいてとても心地の良い時間が流れます。

言葉には情報を与える役割がありますが、本にはその読んでいる時間を楽しませてくれる役割もあります。

読む時間だけでなく、触れている時間も愛おしく大切にしたいなと思える一冊でした。

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