こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や人間学を学ぶ月刊誌である『致知』の読書会である北海道致知若獅子の会の世話人をしています。
今回紹介する本は、田中泰延さんの『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)です。
再読になります。
noteかブログの毎日更新を続けていくうえで一度マインドセットをしたいと思いこちらの本を手に取りました。
帯には文章術と書かれていますが、一般的によく言われるテクニックというよりは書く際のマインドについて書かれています。
答えはとてもシンプルで「読みたいことを、書く」というものです。
自分の書いた文章を最初に読むのは間違いなく自分なのに、自分が満足できないというのは書くという行為に対して不誠実かもしれません。
読みたいことを書くという点ではこの本で実際に田中さんが実践されているように感じました。
真面目な文章体ですがちょこちょことボケが放り込まれています。
他人がすでに言ってるのであれば読み手であるべきというのはなるほどなと思いました。
そこで考えるべきなのは自分しか書けない文章というのは何かということです。
それこそただの本の要約ならば自分よりはるかに上手な方はいるわけなので必要ないでしょう。
自分の経験を通して書くことにこそ意味というものが出てくるのかもしれません。
書くという行為そのものに対しては自分が読みたいこと書けばいいと気持ちを楽にしつつ、ただ書く量や内容についてはいつかの自分が読み返したときに感動がよみがえってくるのように過不足なく書くことを心がけていきたいです。
本に感動しても感動したことだけ覚えていて感想文を読み返してもピンとこないことが正直あります。
そういうときはもちろん本を読み返すのですが、感想文を読んで思い出せるに越したことはありません。
そうなるとわたしの文章の読み手は未来の自分でありつつ、書いたときに満足できることなのかもしれません。
いつかの自分のためと割り切れたらもっと気楽に楽しんで書くことができそうです。