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今日のブログ
こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、古賀史健『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(星海社新書)です。
著者の古賀史健さんはアドラー心理学を取り扱った『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)の共著者として有名です。
フリーのライターさんです。
noteを毎回拝見しており、こちらの本が重版したことを知り、手に取りました。
詰まるところがなく、読みやすく、得られるものが多いと感じる文章の秘訣を探れたらと思いました。
古賀さんは冒頭で、そもそも文章が「うまく」なる必要なない、と言っています。
目指すのは、「話せるのに書けない!」を解消することとしています。
話す場合であればジェスチャーや声の抑揚という意識せずともあらゆる手段を使って話をつなげていくことができます。
文章となると基本的には文字のみです。
限られた方法で表現をする必要があります。
話す通りに書ければ苦労はしません。
大事なのは書くための方法を知ることで、頭の中のぐるぐるしているものを言葉として翻訳することです。
話すことができればいいと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、書くことは考える力を身につけることにつながります。
論理的なものの考え方といった思考の方法を学んでいくことができます。
書くための方法について書かれていますが、なぜそれが大切なのかといった理屈までしっかりと説明されているので納得したうえで取り組むことができるのではないかと思います。
書く内容について話してみることが紹介されていました。
確かに読書会で紹介してからその本のブログ記事を書こうとするとスラスラと書けることが多々あります。
話すことも思考の整理につながるのだと再認識しました。
本書を読んでわたしが特に実践したいと思ったものを紹介します。
ひとつ目は、メモ書きをすることです。
ブログ記事を書く前にいきなり書くのではなく、最後の着地までイメージをしてから書くということです。
B5ノート1ページ分を埋めてから書くくらいがちょうどいいのかなと思っています。
ある程度見える化して思考を固めてから書くと論がブレにくくなると感じています。
ふたつ目は、音読をして確認をするということです。
書いた文章を音読することによってリズムを確認することができます。
読み手が文章をわざわざ音読することは少ないかと思います。
音読してわかりにくい文章というのは黙読をしてもつっかかるところがあり、わかりにくいものです。
また、誤字を発見しやすくなるというメリットもあります。
アップする前に音読で確認を忘れないようにします。
本の感想をこうしてブログとして投稿しています。
いい文章を書けたらなと思いながらこうして今回も書いています。
古賀さんはいい文章を書くのに、文才などまったく必要ない、と断言しています。
「いい文章」とは「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである
古賀史健『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(星海社新書)(p268)
としています。
まずは最後まで時間をかけて読んでもらえる文章を。
その次にその本を手にとってもらえる文章をこれからも目指していきます。