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今日のブログ
こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、渋谷和宏『文章は読むだけで上手くなる』(PHPビジネス新書)です。
以前、kindleで購入しており再読をしました。
文章を書くのが好きなので定期的に文章術に関する本を読むようにしています。
文章を書く機会としてはまずブログでの本の紹介記事があります。
これに関しては最近大体1,000文字くらいをイメージして書いています。
短い文章であればTwitterにも投稿しますし、Instagramにも書きます。
SNSだけでなく仕事でも文章を書く機会はあります。
文章を書くことから離れることは想像できませんし、逆にいえば伝わる文章を書くことができればそれは武器になります。
ひたすら書けば上手くなるという考えには疑問があります。
中学まで野球をやっていましたのでよく素振りをしていました。
素振りはひたすらやっていれば効果があるのでしょうか?
正しいフォームを理解したうえで大切なポイントを意識することが大切だと思います。
実際に投げられる球を想像して振ることも必要です。
やみくもにバットを振っていて手にいるものもあるでしょうが、意識していない場合と比べると大きなものがあるでしょう。
文章を書く場合も伝わりやすい型を知ったうえで書くのと書かないのでは雲泥の差が生じるでしょう。
本書が紹介しているのは、まずは文章を書くうえで大切な型を知るということです。
文章は段落から構成されています。
段落は文で構成されているわけですが、リーダーの文とフォロワーとしての文の役割があることを学びました。
リーダーの文は段落のトップにきて、主張をしています。
フォロワーとしての文はその補足です。
このリーダーの文をつなげるとスケルトンの骨子のようになるように書いていくのがよいということでした。
その型を知った上で普段文章を読み、わかりにくい場合はどう改善したらよいかを考えてみるということです。
本書のタイトル『文章は読むだけで上手くなる』はここに大きく表れているのかなと思います。
伝わる文章の型を知ったうえで文章を読んでいく。
分かりにくい場合はどうすれば伝わりやすくなるか考えてみる。
という感じで読んでいけば書かなくても文章力は向上していくということです。
簡単にできるのは、まず段落の最初の文をつなげて読んでみる。
それで伝わる文章の骨子となっているかどうかです。
伝わりにくい文章の場合はリーダーの文がない可能性があります。
ない場合は自分で補足してみることです。
他人の文章を読んだときに感じるわかりにくさを分析し、自分の文章に生かすということです。
これこそが文章における素振りなのだと感じました。
当然ながら書くことを避けて文章力が向上するのはむずかしいと思いますが、読むという受動的な行為でも文章力を磨く機会になるというのはありがたいことです。
最終的に文章の評価を決めるのは読んだ人です。
この記事も本書を参考にして書きました。
伝わる文章になっているとうれしく思います。