村上春樹『村上さんのところ』(新潮文庫)

よくこれだけの質問に回答できるなとすごさを感じました。

 

今回紹介する本は、村上春樹さんの『村上さんのところ』(新潮文庫)です。

 

おもしろいですよと紹介してもらったのをきっかけに手に取りました。

 

小説家の村上春樹さんが特設サイトに寄せられた質問や意見に回答したものをまとめた一冊になります。

 

村上春樹さんは現代の日本を代表する小説家であり、多くの国で翻訳、出版され高く評価されています。

新刊が出版されたら本屋さんで大々的にキャンペーンがされ平積みにされますし、毎年ノーベル賞の発表時期には話題になります。

たくさんを読んだわけではありませんが、村上作品には不思議な魅力があると思っています。

何を学んだか、どう感じたかをはっきりと言葉にするのはむずかしいのですが、何も感じていないのとは違うなんともいえない感覚を味わうことが多々あります。

はっきりと分析ができているわけではないので堂々と読書会で紹介するのもはばかれる想いでした。

ただ、そのわからない想いも含めて本の感想としていいのだと質問と回答を眺めながら思いました。

 

村上春樹さんのファンのことはハルキストと呼ばれていますが、村上さんはこの呼び名をあまりよく思っておらずに「村上主義者」を推奨されていました。

なんとなく硬派な感じがしてしっくりくる感じがしました。

 

特に印象に残った質問は「本を読む人生と読まない人生、どちらが幸せ?」というものです。

村上さんの答えは、

たとえ不幸せになったって、人に嫌われたって、本を読まないよりは本を読む人生の方がずっと良いです。そんなの当たり前の話ではないですか。

村上春樹『村上さんのところ』(新潮文庫)(p325)

でした。

抜粋されたものということですが、結構なボリュームがあり満足でした。

フジモトマサルさんの挿絵も素敵でした。

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