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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログ、SNSやポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、川上未映子・村上春樹『みみずくは黄昏に飛びたつ』(新潮社)です。
地下鉄に乗るたびに少しずつ読んでいったので読み終えるまでに数ヶ月かかりました。
村上春樹さんが『騎士団長殺し』を発表されたころのインタビューです。
聴き手は作家の川上未映子さんです。
インタビューにおいて川上さんは準備はほとんど役に立たなかったとおっしゃっています。
予定調和のインタビューほどつまらないものはないので結果として良かったのかなと一読者としては思っています。
人間の根っこにある部分はそうそう変わるものではありません。
変わりたいた思うか、受け入れるかというところはあります。
村上さんの作家活動にかける想いや意欲というものは表現の仕方は変わっても変わるところがないのだと感じました。
印象に残ったところをいくつか紹介します。
小説を書いてる人も書いてない人も、そういう自分にとって本当に重要な意味を持つ小説というのは、一生のあいだにせいぜい五冊か六冊だと思うんです。多くても十冊くらいじゃないかな。
川上未映子 村上春樹『みみずくは黄昏に飛びたつ』(新潮社)(No.2441)
小説というのは精神のバックボーンになります。
大切な小説というのはふとしたときに心に浮かんでくるものがあります。
ハッシュタグで見かける「名刺代わりの小説10選」はやったことがないのでやってみたいと思います。
たとえ紙がなくなっても、人は語り継ぐ。
川上未映子 村上春樹『みみずくは黄昏に飛びたつ』(新潮社)(No.4339)
という言葉も印象的でした。
考えてみると言葉を紙に残せる状態になってから1000年かそこらしか経っていません。
それまでのことも伝承を含めて何かしらの方法で伝えられています。
電子媒体によって形として残るということも多くなりました。
よい物語というのは親から子へとどんどん語り継がれるものなのかなと思いました。