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わたしは文章を書くのが好きです。
何かを伝えたいと思ったときに文章という手段を選ぶことが多いです。
ブログにこうして文章を書くことも楽しんでいます。
世の中には書くことを生業としている方が大勢いらっしゃいます。
小説はもちろんのことたくさんのジャンルがあります。
なかでも、わたしが読む本のジャンルはエッセイです。
そして一番好きなエッセイストを挙げるならば迷うことなく松浦弥太郎さんを選びます。
そのエッセイストの松浦弥太郎さんがエッセイを書くことについて書いたのが新刊の『エッセイストのように生きる』(光文社)です。
そもそもエッセイとはなんなのでしょうか?
松浦さんは「パーソナルな心の様子」を書いたものとしています。
なのでまずは自分の心の様子をしっかりと観察をする必要があります。
あくまでも文章として書くというのは最後の仕上げの段階です。
それまでの考えたり、何かを思ったりとする時間がエッセイを書く上で大切とおっしゃっています。
そのエッセイを書く人がエッセイストということになりますが、ただ書くのではなく、自分はどんな人間になりたいかを考える生き方であるとしています。
この本を読むと実際に書いてみたいと思うはずですが、エッセイを書くかどうかはエッセイストのように生きるかは別問題であると感じました。
エッセイを書くことがなくても自分の心の動きを敏感に捉えることは大切なことです。
暇があったらついついとあれやこれやと作業で時間を埋めがちですが、時には何もせずにぼんやりとする時間をとらなければと思いました。
また、エッセイの定義をもう一つされていました。
それは、エッセイとは「秘密の告白」である、ということです。
秘密とは知られてはいけないことではなく、自分が発見した物事の本質を指します。
それを誰かに伝える文章ということですね。
この本で松浦さんはエッセイに関する松浦さんが気づいた秘密を教えてくれました。
わたしは本そのものや本にまつわる発見を中心にこれからも書いていけたらいいなと思います。
松浦さんが影響を受けたという「僕の教科書的エッセイ」はどれも面白そうでした。
これからも文章を書くことを深めていきたいなと感じさせられた一冊でした。