松浦弥太郎『松浦弥太郎の「いつも」 安心をつくる55の習慣』(CCCメディアハウス)

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今回紹介する本は、松浦弥太郎さんの『松浦弥太郎の「いつも」 安心をつくる55の習慣』(CCCメディアハウス)です。

 

第100回「本の話をしよう」で紹介をしました。

松浦弥太郎さんはエッセイストだけでなく、ウェブメディア『くらしのきほん』や『場所はいつも旅先だった』で映画監督を務めるなど多方面で活躍されています。

出合いは大通駅すぐ近くのWORLD BOOK CAFEで手にとった『100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート』でした。

背筋がピンと伸びるような生き方で、それから尊敬をし著作を読んでいます。

 

新刊のタイトルの副題が「安心をつくる55の習慣」となっています。

人生で求められていることはなんでしょうか?

お金を多く得ることでも地位を得ることでもありません。

しあわせになりたいなと思っていてもどういう状態がしあわせなのか言葉にするのはなかなかむずかしいです。

そこで出てくるのが「安心」という言葉です。

心地の良い状態でいられることが幸福へとつながっていきます。

この本では松浦さんの安心をつくっている「いつも」という55の習慣について書かれています。

 

2023年2月25日にトークイベントにオンラインで参加をしました。

そこでは、本に書いてあることを話しても仕方がないのでということで、書いたこと以外で大切にしてきたことについて話されました。

デザイナーの小林恵さんにアメリカで会い、教わったことが印象的でした。

それは、

前に進むときには必ず後ろの扉をきちんと閉めること。

ということでした。

何か新しい挑戦をしたり、環境に飛び込んだりするときに、時として経験、実績やプライドというのは時として足かせとなり、成長を止めたり、うまくいかない要因となったりするということでした。

それまでの自分をリセットしてまっさらな状態で飛び込むという気持ちを持つことが大切だと感じました。

 

イベントでは質問タイムがありました。

事前に募集されていたのですが、わたしの質問を取り上げてもらえました。

わたしからの質問は、コロナ禍を通して松浦さんが変化したこと、変わらないことはありますか? という内容でした。

同じ世界を生きる松浦さんがコロナ禍をどのようにとらえているか興味がありました。

この質問に対して松浦さんは、もちろん仕事の仕方や体調管理で変化や前より気にするようになったけれども、コロナがなかったら変わっていなかったというわけではないということでした。

日々生きていくなかで、どんな人間になりたいかというのは日々変化していきます。

昨日考えていたことが今日も同じとは限りません。

人間は矛盾を抱えながらも肯定をして生きていきます。

なりたい姿を目指して、変わらないために変わっていくことが大切だとおっしゃっていました。

コロナはきっかけになったとしてもそれ自体に大きな意味があるわけではないということでした。

 

本の内容ももちろん満足でしたが、イベントにも参加ができてとても有意義な時間となりました。

これからも自分を成長させ、大切にしたい習慣を意識して過ごして行こうと思います。

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小川仁志『前向きに、あきらめる。 一歩踏み出すための哲学』(集英社クリエイティブ)

第100回 読書会「本の話をしよう」開催報告

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