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今日のブログ
札幌で「本を語る、人と繋がる」をテーマに読書会を開催しています、本のチカラで癒しを与えるビブリオセラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
2020年2月24日にコワーキングSALOONで開催した第4回ビブリオバトルで紹介した『虚構新聞』について書いていきます。
虚構新聞
今回のビブリオバトルのテーマは「役に立たなかった本」でした。
ビブリオバトルは全員が発表した後に、一番読みたくなった本(チャンプ本)を決めます。
そのお題が「役に立たなかった」というのが面白いなぁと思い、選書をしました。
実はこの本読むのに結構苦労しました。
もともとは本の交換会で手に入れた本です。
「新聞読んでる?」
というキャッチーなフレーズがつけられていて思わず手にとってしまいました。
本というのは無条件に良いものと思っていた節がありましたが、そのようなことはないのだといい意味で裏切られました。
というのも、『虚構新聞』に掲載されているのは、虚構であり全てフェイクニュースです。
フェイクニュースとわかっていて何が手に入るのでしょうか?
そんな風にも思いましたが、記事の見出しを眺めて面白そうという記事をちらっと眺めるのがちょうど良いのかもしれません。
この、「役に立たなかった」感があるのがこの本に贈る最大の賛辞であるとも思います。
虚構新聞にもたまに誤報が出ます。
つまり現実化してしまうのです。
実際に人の手が働いてなることもあれば、自然発生的になるものもあります。
攻めた記事だとこのようになりやすいようです。
私は学生時代、数学が好きでした。
円周率が割り切れた話や、1=2が証明された話は物事の本質がわかっているのか考えさせられるんじゃないかと面白かったです。
私は本はサプリメントみたいなものだと思っています。
この本はもしかしたら効くと言われて渡された偽薬かもしれません。
でも、偽薬とわかっていても効果はあることもあるみたいなので、読んでみて触れる価値はあるかもしれません。
ビブリオバトルでの紹介動画です。