「これからの本屋読本」は本屋に憧れる人のバイブルだ。

2017年7月の読書会で内沼晋太郎「これからの本屋読本」を紹介しました。

これからの本屋読本

そろそろちゃんと読んだ感想というか書評を書きたいと思っていましたが、そんなところにびっくりとするニュースが入ってきました。

それはこのこれからの本屋読本の全文をnoteで公開するというものです。

この行動の意味するところはなんでしょうか?

著書の内沼さんは本が売れないと言われる時代に本の全文をインターネットで見れるようにしたのです。

情報の価値というものをとても考えさせられました。

インターネット的な行動

それは糸井重里「インターネット的」を読んだときにも感じたところです。

今の時代はインターネットでどんどん情報が拡散されていく時代です。

その中でいつまでも一人じめにされてしまう状態はきっとその場で枯れてしまうでしょう。

そもそも内沼さんがこの本を書いたのは「おわりに」にありますが、世界に本屋を増やすことだと仰っています。

noteによる全文公開はその目的をかなえるための手段であり、決して不思議なものではないのかなと感じます。

 

本を売るのだけが本屋の仕事ではない。

本の魅力を伝えるのも本屋の仕事。

本の魅力を語り合う読書会を開催するのも本屋の仕事。

そういうのを全部ひっくるめてブックコーディネーターという肩書きなのかなと思います。

わたしにとってのブックコーディネーターとは「本と人、人と人をつなぐ」仕事です。

わたしにとって本とは「心を豊かにしてくれるもの」です。

そんな活動全部ひっくるめてやっていきたいなと思います。

 

この本は、本屋に憧れる人のバイブルとなるでしょう。

ブックコーディネーターとして仕入れた本が初めて売れた日にこのようなニュースを聞けてなんだか勝手なご縁を感じています。

読書会情報

読書会の情報は お知らせ をご覧ください。

募集の案内はLINEでも行っています。

月初の月曜日8時を基本として配信しています。

申し込みはLINEからお待ちしています。



LINEの友だち検索「@pgc8174h」でも出てきます。

LINE オープンチャットへのご参加はこちらからどうぞ!

Facebookオンラインコミュニティはこちらから

音声でも本の紹介をしています

書いている人


途切れたら何度でもやりなおす

昨日から学ぶ

関連記事

  1. 『対話1 本屋とことば』(双子のライオン堂出版部…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  2. 竹田信弥『めんどくさい本屋 100年先まで続ける…

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  3. 幅允孝『差し出し方の教室』(弘文堂)

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  4. 辻山良雄『本屋、はじめました 増補版』(ちくま文…

    今回ご紹介するのは、辻山良雄『本屋、はじめました 増補版』(ちくま文庫)です…

  5. 内沼晋太郎さんから学ぶ、働き方のヒント

    札幌で「本を語る、人と繋がる」をテーマに読書会を開催しています、本のチカラで…

  6. 本とは何か?問いを立てる力を育む〜内沼晋太郎『こ…

    今回ご紹介する本は、内沼晋太郎さんの『これからの本屋読本』(NHK出版)です…

  7. 竹田信弥+田中佳祐『読書会の教室』(晶文社)

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  8. 問いを通して対話を深める

    札幌で読書会をやってます、井田祥吾(@shogogo0301)です。内沼…

PAGE TOP