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読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰をしています。
紹介する本は、すきさん『ゆるませ養生~“何だかしんどい”を楽にする「自分を大事にする作法」』(大和書房)です。
毎月お世話になっている鍼灸師さんが紹介されていたので購入しました。
著者のすきさんは鍼灸師ですが、Twitter等でも積極的に情報発信をされています。
かれこれここ数年、鍼灸院に通っています。
腰痛がつらくて通っていた時期もあったのですが、今のところの大きな目的としてはメンタルの安定の為です。
双極性障害という精神疾患をもっていますのでどうしても気分に波が生じてしまいます。
カラダと心は密接な関わりがあるということで鍼灸院に通うようになりました。
そうするとカラダがほぐれて不思議と気持ちの沈みも回復するような感じがありました。
ここ2ヶ月ほどでは通うだけでなく家でのセルフお灸も取り入れるようになりました。
そうすると今まではたまにやってくるなかなか起きることのできない朝というのがなくなり、気分良く目覚めることができるようになりました。
しかし、鍼灸でカラダがよくなるというのは素人のわたしにとってはなかなか謎に包まれたものでもありました。
自分を大事にする生き方や作法のことを「養生」と言います。
これは何も鍼灸院に通わなければできないことではありません。
逆に、針灸院に通っていればそれで済むというものでもありません。
疲れていると感じたらしっかりとカラダとアタマを休ませることが大切です。
しかし、寝たはいいもののスッキリしなかったり、寝足りないことがあることもあるでしょう。
現代人は頑張り方は知っていても案外「休み方」というのは知らないのかもしれません。
普段の生活ですぐに取り入れることのできる養生が紹介されていました。
「丁寧な暮らし」より「適当な生活」というのはなかなかおもしろかったです。
エピローグにわたしにとっての渾身の一行がありました。
「大きな病気や不調というのは、その人の価値観が変わるきっかけになる」という話を聞いたことがありますが、私の場合もまさにそうでした。
すきさん『ゆるませ養生~“何だかしんどい”を楽にする「自分を大事にする作法」』(大和書房)(p232)
価値観の変わる出来事に出合うことに意味があるのではなく、それからどうするかです。
今でも服薬は続けていますが、病気を経験する前よりもよりよく生きることができているんじゃないかと思います。
これからも鍼灸院通いとセルフお灸で養生を続けていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日もお待ちしております。