ショーペンハウアー『読書について』を読んで考える読書スタンス

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ショーペンハウアー『読書について』を読みました。

ショーペンハウアーは1788年生まれのドイツの哲学者です。

同時期に活躍した哲学者でいうとプラトンが有名です。

これまでに何十冊と読書術に関する本を読んできましたが、この本はそのような読書術の古典と呼ぶにふさわしい一冊かなと思います。

 

この本で大切にしているのは今の言葉でいうと「精読」という言葉がぴったりかなと思います。

読むときも書くときも「自分の頭で考える」ことの大切さを説いています。

インプットしたものからしかアウトプットをすることはできませんが、インプットの質がよくないとそれに見合ったアウトプットしかできないでしょう。

今よりもずっと本が少なかった時代に「多読に走るな」という論を展開しています。

当時とは本の価値も冊数も違うのでより吟味しなければいけないと思いました。

読むことは結局のところ他人の頭で考えることに他ならないということです。

読んだ結果何を考えたかが大切であり、それを書き残しておくことが大切であるように思います。

 

わたしは内省を深めるために本を読んでいます。

それを活かすためにはやはりアウトプットです。

動画にもチャレンジしてきましたが、やはりこの「書く」という行為が自分にとってはぴったりのようです。

これからは動画・音声の時代だと言われますが、それでもテキスト文化は一定の役割を果たすでしょうし、なくなるということはないと思っています。

ブログで一旗揚げるのはレッドオーシャンかもしれませんが、本来の自分の内省を深めるという目標を忘れずに続けていこうと思います。

 

読むときも書くときもまずは自分の頭で考えることを念頭において、読むために読んでいないか、書くために読んでいないかを意識した上で反芻させながら本に向き合いたいです。

 

読書術の古典としてオススメの一冊です。

読むために読まない。

読んだら自分の頭で考えてアウトプットする習慣をこれからも続けていこうと思います。

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