田口佳史『「大学」に学ぶ人間学』を読んで感じた『大学』の深さ

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読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰をしています。

 

今回紹介する本は、田口佳史氏の『「大学」に学ぶ人間学』(致知出版社)です。

副題として「組織を繁栄に導くためのリーダーの心得」とあります。

 

田口氏は東洋思想研究者です。

『大学』の内容だけでなく、その出典から解説をされていました。

 

致知出版社の藤尾社長のあとがきにもありますが、伊與田覺先生の『「大学」を味読するー己を修め人を治める道』でも『大学』の解説を読みましたが、著者が違えば趣も異なりたのしく読むことができました。

 

オンライン開催された講座をまとめられた一冊になっています。

 

何度も出てきている『大学』という書物をご存知でしょうか?

『論語』『中庸』『孟子』と並び「四書」のひとつとされ、二千年以上によってわたって読まれてきた古典中の古典です。

わたしが卒業した小学校の前庭には二宮金次郎像がありましたが、二宮金次郎が薪を背負い歩きながら読んでいたのはこの『大学』と言われています。

 

『大学』には「人間が目指すべき姿」が無駄なくぎゅっと詰まっていることがわかりました。

読んでいると人間として学んでいく方向性というのがとてもはっきりしたように感じました。

 

『致知』の読書会である読書会でも冒頭をみんなで素読をします。

江戸時代では3歳から素読をして丸暗記をして、小学一年生のときに授業で教えられていたそうです。

 

漢文の素読はリズムが良くて心地がいいです。

わたしもコツコツ素読を繰り返して、100回終えたらこの本を再読しようと思います。

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