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「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
今回は、本の紹介です。
紹介するのは、なかむらるみ『おじさん図鑑』(小学館)です。
この本はおそらく「緊急でもなければ重要でもない」に分類されます。
読書メーターの読みたい本に登録したのを眺めていたところこちらの本が目に入りました。
表紙を見るだけで面白い匂いがぷんぷんとしている本は思わず手に取りたくなります。
イラストレーターである著者が4年をかけて、街にいるおじさんを観察したり、インタビューをしたりしてまとめた一冊になっています。
ぱらぱらとめくると名前は知らないけれども、こんなおじさんいそうだなというのがたくさんあります。
わたしはもうすぐ30歳を迎えますが、傍観者のつもりがいつの間にか当事者になってしまうのではないかという若干の恐怖感みたいなものを覚えました。
役にたつか意味があるかで本を選びがちです。
せっかくお金を払って本を読むのだから損はしたくありません。
この本は、「役に立つにも意味があるにも」分類されない可能性があります。
それでも、本を読むというのは遅咲きの種を蒔く行為だと思っています。
ただでさえ、ハウツー本と呼ばれるものを読んでそうならば、この本の効果はずっとずっと後なのかもしれません。
この本に登場しているわけではありませんが、過去に固執し、やり方を変えようとしないおじさんにはなりたくないなと思いました。
最後に野宿者のおじさんのルポはなかなか興味深かったです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、よりよい一日をお過ごしください。