バッタを倒しにアフリカへ、夢を追う物語

札幌で「本を語る、人と繋がる」をテーマに読書会を開催しています、本のチカラで癒しを与えるビブリオセラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

2017年9月に第6回「本の話をしよう」で紹介した1冊ですが、ブログに書いていなかったので再読しましたので感想を載せておきます。

前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』

読もうと思ったきっかけは、読友さんが何かしらのSNSで「面白い匂いがぷんぷんする」と紹介していたことでした。

確かに、バッタに扮装しながら虫取り網を持っている表紙に惹きつけられます。

 

著書は昆虫学者の前野ウルド浩太郎さんです。

モーリタニアという日本にとっては聞き馴染みのない国でバッタの研究を行っています。

そこでの功績が認められ、「〇〇の子孫」の意を持つミドルネーム「ウルド」を授けられます。

話はそれますが、私はこのミドルネームというものにとても憧れを持っています。

何か欲しいなと目論んでいます。

 

バッタ博士でありながらバッタに触りすぎて、バッタアレルギーを持っているそうです。

夢がバッタに食べられること。

それだけこよなくバッタを愛しているのだなとわかります。

 

ファーブル昆虫記を幼少期に読んだことをきっかけで昆虫学者を志します。

一冊の読書体験は時として人の人生を大きく変えることがあります。

そういう本との出合いを大切にしたいものです。

 

大学浪人をしながら苦労を重ねがらも博士号を取得しますが、大きな壁が立ちはだかります。

それはポスドクの問題です。

日本では博士号が溢れているために、自分のやりたい研究を腰を据えてやることが容易ではない現実があるようです。

お金がなければ生活はできません。

そこで前野さんがとった行動は自分の研究を時には仮装をしたりと広報アピールをすることでした。

そうして少しずつ認められるのでありました。

 

私が小学生の時の卒業文集に書いた将来の夢は「研究者」でした。

研究者になっても仕事がなくお金がもらえないという現実があることを当時は知りませんでした。

ファーブル昆虫記を読んで感銘を受けてそのまま研究者の道に進んだ前野さんですが、夢だけでは生きられない現実に直面してしまいます。

しかし、夢を叶える最大の秘訣は、「夢を語ることだったのかな」と書いています。

わたしには大小含めたくさんの夢があります。

共感してくれそうな人を集めて実現させていくのが、いいのかなぁと思います。

 

科学の研究者にはなれませんでしたが、自分の人生をよりよくしていくための研究をしているんだと思うようにしようかな。

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