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札幌で「本を語る、人と繋がる」をテーマに読書会を開催しています、本のチカラで癒しを与えるビブリオセラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本には奇跡を起こす力があります」
わたしはこの本を読みながら、くすみ書房に行ってみたかなというのがあります。本の可能性をわたしもどこまでも信じています。その可能性を生かすことと伝える事に注力していきます。#奇跡の本屋をつくりたい#久住邦治 pic.twitter.com/6uffh58pdn
— 井田祥吾📚札幌ゼロ読書会 (@shogogo0301) 2018年10月21日
今回は第20回「本を語る読書会」で紹介した1冊について書きます。
私が紹介した本は久住邦晴「奇跡の本屋をつくりたい」でした。
久住邦晴 奇跡の本屋をつくりたい
くすみ書房は札幌に2015年まであった、いわゆる街の本屋さんです。
くすみ書房の店主であった久住邦晴さんの遺稿とくすみ書房の歴史などに関することがまとめられた一冊です。
長く続く本の流通の仕組みでは良い本が市場に出回らずに読まれない現状が出てきてしまうことが多々あります。
良い本でありながらも品切れや絶版になってしまう本が後を絶ちません。
くすみ書房も経営難でクラウドファンディングをやったり、寄付のお願いをしたりしたところもあったそうです。
ただ久住さんは個人経営の本屋さんとしても本が売れない状況を嘆くのではなく、ユニークな企画で打開を図りました。
例えば、「中高生はこれを読め」というのがありました。
その名の通り、中高生が読むべき本を並べてあるのです。
良い本なのに売れない本を集めた「なぜだ!?売れない文庫フェア」などを開催されました。
やっていることはシンプルです。
久住さんは多くの人に良い本を読んで欲しいからこそこのようなことを続けられたのかなと思いました。
本には奇跡を起こす力がある
本には奇跡を起こす力があります。
そのためには、ピンチになっても逃げたりあきらめないで、そのピンチに向き合い、どうすれば勝てるか考え、そして行動することです。
その行動のひとつに読書があるわけです。
「本にはすべての答えがあります」(p189)
この「本には奇跡を起こす力がある」というのは久住さんの信念のように思います。
奇跡を起こすためには行動が必要で、その中の行動の一つに読書がある。
なにも読書にこだわる必要はないのかもしれません。
でも、奇跡を起こす力があると知っていると付き合い方も変わってくるのではないかなと思います。