2023年2月20日(月)にオンラインで北海道致知若獅子の会が開催されました。
人間学を学ぶ月刊誌『致知』を課題文に開かれる読書会を木鶏会と呼ばれています。
なかでも35歳以下の若手で構成される会を若獅子の会と呼ばれ全国で開催されています。
わたしも世話人として北海道致知若獅子の会に携わっています。
参加者募集中ですので興味のある方はぜひご連絡をお待ちしております。
2月の定例会で発表した感想文をアップします。
雰囲気を感じていただけるとうれしいです。
2023年2月号『おもてなしの道を追求して』を読んで
「積善の家に余慶あり」というのは初めて聞く言葉であった。
本が好きで周りよりは多く活字に触れていることを自認しているが、それでも物知りという自覚はない。
新しい言葉に触れるなかで価値観を改めることができるのはとても大切なことだと思う。
まずはその機会を与えてくれる『致知』に感謝をしたい。
自分がこうして今生活ができていることも、働くことができているのも自分ひとりの力ではない。
家族はもちろんのこと周りで支えてくれる方々があってのことである。
会ったこともないようなご先祖様があってこその今の暮らしである。
そのありがたさを感じつつ後世に自分も何かを語り継ぐ気概をもつことが大切だと感じた。
ここ数年で「おもてなし」という言葉を耳にする機会が増えたように感じる。
2020年東京オリンピック誘致の際に滝川クリステル氏がジェスチャーを交えて行ったスピーチはとても印象的であった。
今回の対談記事のように旅館やホテルで特に耳にする機会が多い。
わたしの働いている職場は外泊産業ではないものの、おもてなしの心を大切にしている。
お客様にまた来てもらいたいと思ってもらえるように日々の接客を行っている。
この「また来たい」というのはどの業界でも大切なことなのではないかと思う。
旅館であってもリピートをしてもらえることは大切であり、飲食店でも常連となり何度も通ってもらえることで安定して利益を出すことができる。
おもてなしの心を表現するには何が必要なのだろうか?
気持ちがあるだけでなく、それを表現しなければお客様には伝わらない。
特別なことをしなければいけないのかと思われるがそうではない。
本対談でも語られているような「挨拶や掃除など当たり前のことを当たり前に繰り返していくこと」が大切だとわたしも感じている。
どんなに素晴らしい接客を受けたとしてもその前段階の求められていることをクリアできていないとそれらの行為はなんらプラスのポイントにはならない。
当たり前にできるようなことをしっかりやっていくことでお客様の求める最低ラインをクリアすることができる。
その上で自分の気持ちを伝える行動ができれば、どんどんお客様はファンになってくれるだろう。
この当たり前の行動を当たり前にやると言うのは大切だが案外むずかしいことでもあると感じている。
毎日365日続けている行動をたまたま1日手を抜いたとする。
自分にとってはたったの1日であったとしても、それに遭遇した人にとっては大きな1日と印象づいてしまう。
だからこそ簡単にできる習慣行動こそ大切にしなければいけない。
コロナ禍の「不要不急」の価値観によって打撃を受けた業界は多い。
わたしの働くクラスターの発生しやすい場所として例としてあげられ打撃を受けた。
しかし、わたしたちの働く業界の価値がなくなったわけではないしそれを認めてしまえば存在価値がなくなってしまうとことでもある。
逆境を跳ね返すべく求めれる価値の追求をこれからも続けていきたい。