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今回紹介する本は、渡辺健介『世界一やさしい問題解決の授業』(ダイヤモンド社)です。
先日、職場のカフェテリア研修に参加をしました。
問題解決の手法を学ぶという内容でした。
そのときの参考文献がこちらの一冊でした。
理解より深めるために購入をして読みました。
何か問題や課題があるときにどういう考え方で物事を考えて実行していくべきかについて書かれています。
取り上げられる具体例に関しての主人公は、バンドを組む子どもやパソコンを買うためにお小遣いを集めるのに頑張る子どもということで、中学生でも身近に感じられる設定です。
例えに出てくる年齢が若いからといって社会人に役に立たないかと言われるとそのようなことはありません。
大事なのは何を通して学んだかよりも、学んだ結果何が残ったかです。
ちなみにこちらの本は高校生のときに国語の先生が紹介してくれていました。
そのときも多少の興味はもったのかもしれませんが購入までは至りませんでした。
紹介していただいたのを覚えていたからこそ、今回ピンときて買うことになった側面もあるかもしれません。
けれどもそのときに読んでいればよかったなと思うところは確かにありました。
なぜなら問題解決の手法というのは一生モノのスキルだからです。
早く知っていればその後の人生でずっと使うことができます。
理解できる段階ならば早く読んで損は何もありません。
課題の解決というのはどういうプロセスをたどるとよいのでしょうか?
例えば、学生でいうとテストの点数があげたいという課題があるかと思います。
そのときにテストに向けて勉強を頑張ると決めてやみくもに頑張るというのは得策ではありません。
出題範囲がどこなのか知る必要があります。
色々な教科がある中で得意不得意もあるはずです。
何より時間は有限です。
その中でどれだけの量をやらなければいけないかを洗い出し、優先順位をつける必要があります。
課題を分解をしていくという作業がとても大切になっていきます。
このスキルは社会人になっても大切であると痛感しています。
学生時代で学ぶべきことはテストに出る答えを覚えるというよりも、段取りをつけるといった目の前の課題に対する取り組み方なのだと感じています。
問題の解き方そのものを覚えることはもちろん大切です。
それ以上にどう考えていくとよいかを学ぶことはもっと大切なことです。
わたしが考える学生と社会人の違いは課題が与えられるものか生み出すものかの差だと思っています。
学生であればテスト範囲が定められそれに向けて勉強をしてテストを受け結果が返ってきます。
社会人となると課題はあったとしてもどこから手をつけるかは自分に委ねられています。
そもそも手をつけたところが誤りだったなんてこともあります。
どれだけの可能性があってと行き当たりばったりにならないためには問題を正しく分析して行動戦略を立てる必要があります。
この問題解決のスキルは学べば一生物のスキルとなります。
そして学ぶならば早いに越したことはありません。
『世界一やさしい』の言葉に偽りはありません。