坂口恭平『苦しい時は電話して』を読んで、自分にできることを問う。

「死にたい」と思ったことはありますか? そのときどのように対処をしましたか? 死にたいという感情を身近な人に伝えるのはむずかしいですし、かといって見も知らぬ人に相談するのも違うのかなと思います。

著者の坂口恭平さんは自分の携帯電話番号を公開して「いのっちの電話」というサービスを無償で行なっています。もともと「いのちの電話」のサービス名だったそうですが、商標登録の侵害で警告されて、「いのっちの電話」としたそうです。

政府主導で行なっている本家本元の「いのちの電話」は繋がらないことも多く、相談相手も匿名です。「いのっちの電話」は坂口さんが行なっているので、かける側は相手のことがわかっている状態です。自死を選んでしまう人は誰にも相談できない苦しみを抱えたまま亡くなってしまうのかなと思います。解決はできなくても、もしそれを誰かに話すことができていたら救うことができていた命もあるのかもしれません。

 

本書で坂口さんは双極性障害Ⅱ型で自身も気分の浮き沈みがあることを告白されていました。そのなかで死にたいという感情が起こるのは当然のことだし、そのエネルギーをプラスにもっていく方法を相談例を交えながら書かれているのが印象的でした。

わたしも双極子障害を患っています。躁状態のときの振れ幅が大きく周りを巻き込み振り回すことがありました。なかなか朝がつらいこと多いすです。それでもそこまで深い鬱は数えるくらいしか経験していません。それでも病名を告白することで相談を受けたりすることもありましたので自分も力になれたらいいなと思いました。

 

坂口さんのように、ここまで愛をもって包んでくれる人であふれたらきっと自殺はなくなるんじゃないかと思いました。近くの人こそ相談しにくい内容かもしれませんが、受けることがあれば全力で応えたいと思います。

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川村元気『億男』を読んで、お金と幸せについて考える

致知2021年2月号 対談『七千人の小児の命を救う中で見えてきたもの』を読んで

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